何度も来ている温泉宿
コロナ禍で「異例」と言われている夏休みも今年で2回目。2回目になると異例もなくて、こんな「盛り上がらない夏休み」が普通になってきましたね。どこも空いていることに慣れてしまうと、これほど「快適に過ごせる夏休み」はない気がしてきます。と言うことで今年もやって来た支笏湖「水の謌」はもう4回目になります。新千歳空港から近くて、自然が豊か、そして温泉も最高、ご飯も美味しいとなるともう選択肢はここしかありません。
一昨年書いた以下のシリーズ記事も併せて読んでもらえると、「水の謌」がどんなところなのかよくわかるかと思います。
今回の記事はこれまで紹介したことのないタイプのお部屋の紹介だと思って読んで頂いきたいと思います。フォトギャラリーとして見てもらってもいいかも知れません。
それでは始めましょう。
支笏湖を目指していくと、大きな駐車場裏にひっそりと佇む玄関がありましてそれが「水の謌」の入口です。
広い吹き抜けが迎えてくれます。そしてすぐにお部屋へ、チェックインはここではなくお部屋でできますので、いちいちフロントに寄る必要もありません。
吹き抜けの向こう側にはウッドデッキがありまして、その奥がレストランになっています。
広い芝生からレストラン棟を望みます。
こちらが客室棟のロビー。暖炉のある寛ぎの空間です。ここまででも十分に「素晴らしい宿だ」と言うのがわかって頂けると思います。
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お部屋へはスパ入口を通過して
今回、泊まったのは露天風呂付き和洋室というお部屋。なんとお部屋へはスパの入口から入って行きます。何度も泊まっていながらこの奥に客室があるのを知りませんでした。よく見るとGuest Roomと書いてありますね。
入口を入ると左手に廊下が伸びています。
ここを歩いて行きます。
突き当りを曲がると客室です。
途中にはスパがあります。(撮影時はお客さんがおらずクローズ。基本的に開いてます。)
そしてトレーニングジムもあります。こんな広いジムがあるなんて知りませんでした…。
何度も泊まっているつもりが、まだまだ知らないことがあるんですねぇ。
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露天風呂付き和洋室の全て
それではお部屋に入りましょう。こちらは1階のフロアマップ。結構奥まったところに客室があります。僕が泊まったのは112の部屋。すごく縦長の部屋です。面積は56㎡+α(外の部分)となっています。
お部屋は二間が続いたような構造になっていて、その奥にお風呂のあるウッドデッキがあります。
ベッドは一段高くなっていてちょっと和風な感じ。
ベッドルームとリビングルームの仕切りに使われている低くて平らな部分はテーブルになっていて、ベッドルーム側から足が入れられる構造になっています。
リビングルームにはソファーとマッサージチェアがあります。
テレビはやや小さめですが全然問題なしです。
さぁ、露天風呂に行ってみましょう。少し小さめですが2人なら余裕で浸かれる広さです。もちろん温度調節可能です。39℃で十分でした。(外気温は連日30度超え)
脱衣所にはちゃんとシンクがあり、バスタオルやウェアなどもありますので全てここで事足ります。
広々としたシャワールームも完備しているので、しっかり体を洗えます。
デッキチェアも2つ置いてあります。誰にも見られませんので、裸のまま寝転がってもいいですね。
露天風呂はこんな風にカーテンを下ろすこともできますので安心です。
ちょっとしたお庭を作ってくれているので、壁に囲まれていながらも景色を楽しめます。
そんなお庭には朝露が降りて、とても美しい。
これ、アジサイだと思うんですが、北海道って7月がアジサイの季節なんでしょうか?色々なところでアジサイを見ましたので…。確かに桜なども1ヶ月程度の遅れで咲くのでそうなのかも知れません。
これもアジサイの一種でしょうか?
これ、もしかしてラベンダーですかね?
朝露だけでこれだけ写真が撮れると思いませんでした。お庭があるっていいです。それだけで癒されます。
さて、部屋に戻りましょうか?
こちらは外ではなく中の洗面。ダブルシンクは当たり前です。
クローゼットの中には主に作務衣が入っています。館内はこれを着て過ごせます。
トイレはやたらと広々した感じがありますね。
コーヒー、紅茶、緑茶、クッキーなど、これらは無料です。
コーヒーマシーンとポット。
な、な、なんと、冷蔵庫の中にはプリンが置いてあるではないですか。こちら毎日入れてくれるデザートです。
きみまるプリンと言います。
そして翌日にはたる前シューが入りました。ブッフェでお腹がいっぱいのところに、部屋におやつがあるって、一体どうしろと言うのか…。嬉しい悲鳴ですけど。
しかも夜食チケットまでいただきまして、とにかく「水の謌」に来ると一日中お腹が減らないんですよ。もうご飯もデザートも食べたくない状態になります。
ということで、長くなりましたがお部屋の紹介でした。
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ハープ生演奏に焼きマシュマロ
その他、水の謌の特徴や見落としがちなところをおさらいしておきましょう。一日4回ほどハープの生演奏がありまして、大体40分~50分くらい素晴らしいハープの生演奏を聴くことができます。
パラグアイハープとあってお姉さんはパラグアイ人とのこと。目の前のソファに座っていたら、演奏終了後「Do you wanna try?」と聞かれまして「い、い、いいんすか?」みたいな感じで、弾かせてもらいました。
ロビーの真ん中には暖炉が置かれて、この暖炉を眺めながらハープの生演奏を聴くのが定番なんですよね。なんと贅沢な時間だこと。
そして暖炉の前にはマシュマロが置かれて、焼いて食べることができます。火の中に入れるとすぐ焦げるし、入れなさ過ぎても全く焦げ目がつかなしい。非常に難しいですが、3個くらい焼くと火との距離感がわかってきて上手に焼けるようになります。
「今はコロナでなくなっているかな?」と思っていたんですが、ちゃんと対策してやりましょうということみたいです。なのでこのビニル手袋を必ず着けましょう。(一応見せかけの感染対策です。)
続いて例年通りで例年通りではないところ。
玄関の近くにクワガタが虫かごに入れられているんですが、2年前なら「持って帰ります?」と言われて持って帰らせてくれたんです。でも今年は何も言われず、敢えてこちらから聞くのはやめましたが、なんで今年は違うんだろう?と思いました。従業員との接触を減らすためですかね?
最後は「ちなみに」という情報。
大浴場のある1階には洗濯機と乾燥機が置いてあり。1回300円で使えます。旅行から帰ると何が大変かって、洗濯なんですよね。ここで洗濯を済ませておけば、帰ってからが楽です。とは言え、旅行先で洗濯をするというのも面倒なので、その辺りは嗜好に合わせて活用すればよいと思います。
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外に出たら大自然
ここまでは館内の紹介。続いて外に行ってみましょう。お庭には足湯があります。あまり入っている人は見掛けませんでした。最高気温30度超えの日々でしたからね…。
ホテルのお庭の外にはもっと広い芝生の広場があり、その脇から支笏湖畔へ降りることができます。なお、芝生の広場ではゴムボールとバットがあれば野球ができるくらいの広さです。
階段を少し降りると支笏湖が見えてきます。
Lake Shikotsu。
湖畔に降りても誰もいないんですよ。おかげで数年前ならばボートなどのアクティビティがあったんですが、今はお休み中。天気が良かったのでとても残念です。青いビニールシートが掛けられているのがボートだと思われます。
ふり返っても誰もおらず、貸し切りの湖畔もいいもんですね。が、、、やはり淋しい。もう少し人気(ひとけ)があってもいいですよね。今は観光地はどこもこんな感じで閑古鳥が鳴いている状態か、閑古鳥すら鳴かない(そもそもお店が開いていない)状態です。なんとかなりませんかね?
と言うことで静寂すぎた支笏湖でした。
露天風呂付きがデフォルト
最後にまとめ。今回泊まった露天風呂付き和洋室は、これまで水の謌に泊った中で最もちょうどいい部屋だったと思います。部屋は広ければいいってもんじゃないんですよ。100㎡超えの特別室じゃちょっと広すぎて空間を持て余しちゃいます。なので、56㎡+αの露天風呂付き和洋室はちょうどいい広さでした。
この部屋で1泊8万円です。前回泊まった特別室は1泊12万円なのでさすがにそれは高すぎる(前回は無償アップグレード)。一方で露天風呂がない普通の和洋室ならば6万円くらいで泊まれますが、露天風呂がないとちょっと物足りない。そうなると1泊8万円のこの部屋がちょうどいいんですよ。(7月の値段)
部屋が広いことに加えて、外にはウッドデッキやお庭もあるので開放感もあり、部屋に露天風呂があるので大浴場に行くのが面倒ならば部屋で温泉に浸かれます。あと、冷蔵庫の中に毎日デザートが入るのもこの客室ならではです。普通の和洋室ではデザートは入りませんので…。
ただ一つ難点は、これはどこの部屋でも共通かも知れませんが、エアコンの温度調整が上手くできないこと。25℃に設定して寝たんですが、延々と冷風が出続け、夜中には19℃まで下がりました。切ったら切ったで徐々に暑くなってきて朝起きたら26℃に。なので2日間何だかうまく眠れずしんどかったです。
それを除けば満足度はかなり高いお部屋だったと思います。コロナ禍で旅行するなら露天風呂付きは今やデフォルト。次も泊まるならこの部屋かな?と思っています。
以上、水の謌レポートを終わります。
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