特別室にアップグレード
引き続き、2019年夏に泊まった支笏湖温泉「水の謌」(しこつこおんせん「みずのうた」)のお話。お待ちかね、お部屋の紹介をしたいと思います。ここ水の謌は最も狭い部屋でも40平米ある、とてもゆったりとした造りです。今回僕は和洋室と呼ばれる部屋を予約しました。和洋室の客室面積は50平米超え、ベッドルームと畳の部屋が分かれたかなり広い部屋なんですが、それでも水の謌ではスタンダードクラスの部屋です。
(和洋室のベッドルーム、2013年撮影。)
(和洋室のリビングルーム、2013年撮影)
1部屋一泊5~6万と言ったところです。朝夕食が付いて家族4人で5~6万ならば、このホテルの質を考えれば僕は安いと感じます。
この「和洋室」よりも上のランクには露天風呂付客室、ジャグジーバス付きの客室たくさんあり、かなりラグジュアリーな構成に。
アップグレードを告げられぬまま
チェックインはお部屋にて行います。ベルマンの男性に連れられて行った部屋は他の客室とは反対方向にあり、ドアは引き戸で部屋には名前が付けられていました。部屋の名前は山吹升麻(やまぶきしょうま)。
お部屋はオートロックではなく自分で締めるタイプ。あれ?以前はそんな部屋じゃなかったような…。
あれ?なんか変だぞ?
部屋に入った瞬間、そう感じました。まだこの時点では部屋のアップグレードを告げられていません。
あの、部屋が違うと思うんですけど…。
僕は思わずそう言ってしまいました。どう考えても予約した和洋室ではないからです。和洋室の2倍はあろうと思われる広い部屋に僕は思わず後ずさりをしてしまいました。
「何度もご利用頂いておりますので、今回は特別室をご用意させて頂きました」と。
えぇぇぇ~!!!
そんなの全然予想していませんでした。普通に和洋室で大満足する予定だったんです。予想だにしなかったアップグレードに適切な言葉を失う僕なのでした。
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特別室を紹介します
特別室の4部屋のみ。この廊下は特別室の人しか入れないゾーンです。この時点で違和感を覚えました。
それでは部屋の中を紹介します。
リビングには大型のソファーがあります。奥に見える2つのイスはマッサージチェア。
大型のテレビが置かれたシンプルで和を感じるリビングルームですね。
窓側から見るとお部屋の大きさを感じることができます。奥にベッドルーム、さらにその奥に和室が見えます。
キッチンもあり、ダイニングテーブルもあります。
ベッドルームにはベッド2台。
水の謌のマークは水という漢字がモチーフになっておりセンスを感じます。
和室一番奥にあります。この部屋は特に日中は使わず、寝るときにだけ使いました。なんと贅沢なこと。
和室の奥からは景色が見えないので寛ぐには不向き。なんて言っちゃ怒られますね(笑)。
布団を敷くと寝室に早変わり。布団は東京西川の整圧ふとん。最近流行りの体圧分散式の寝心地のよい布団です。しかもセミダブル。広々でした。
こちら窓際にあるデスク。ふつうはここでPCを置いて写真の整理とかをやるんでしょうけど、ダイニングテーブルがあるので、そちらにPCを常設してオフィスにしちゃいました。またまたなんと贅沢な。
こちら洗面。ダブルシンクで広々。奥には露天風呂が見えますよ~。
ソープ類はあれこれ揃っています。シェービングジェルとかミストウォーターとか、仕事でビジネスホテルに泊まっている感覚からしたらあり得ないものが置いてあって、このボトル何?と全て確認しないとわからないような感じでした。
窓際にはマッサージチェアが何と2台も。夫婦で取り合いをせずにマッサージチェアを使えます。普通の部屋にもマッサージチェアは置いてありますが1台のみですので…。
目の前は森ビュー。木々を見ながらマッサージチェアに座ってゴリゴリやられるのって、家電屋さんで、くたびれた人達と一緒になってマッサージチェアに座るとは全然ちがうんですよね。これぞ真のリラクゼーションタイムです。
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部屋に温泉があるって最高
この特別室、部屋が広いことも素晴らしいんですが、一番いいのが部屋に露天風呂が付いていること。こちら屋内のシャワールームです。まずシャワールームに入り、そこから露天風呂にアクセスします。
露天風呂。奥にはリラックスチェアがあり。湯上りの火照りを冷ませます。
これくらいの大きさなら頑張れば家族全員で入れます。この時は外はずっと雨で20℃あるかないかの気温だったんです。短パンしか持って行かなかったものですから、部屋にいると段々寒くなってくるんですよ。そしたら服を脱いで3秒で露天風呂に直行。足だけ冷えたら、ズボンだけまくり上げて3秒で露天風呂に直行。
そんな風に過ごしていたら常に体がポカポカで汗ばむくらいでした。少し体が冷えたらまた入る。しかも3秒でお風呂ってすごいです。
温度も1度単位で調節可能。夏ならば41度で適温でした。
単にお湯を張るだけのお風呂じゃなく本当の温泉ですから成分、効能も書かれています。常に循環していて温度が保たれています。ただ、大浴場よりもやや薄い感じがしました。温度を下げるため水で薄めているのだと思われます。
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その他いろいろ
メインのお部屋、お風呂と見てきましたので少し細かい部分を見て行きましょう。こちらはクローゼットの中。バスローブや寒い時に羽織るベストなどが入っています。
靴を入れる袋ですかね?足袋もあります。
下の引き出しの中には色々なサイズの作務衣が。基本的に館内では作務衣で過ごせますので、ファッションとか全く気にしなくていいのがいいですよね。
大人はF(Free)を切るのが良いかと。
トイレもやたらと広々していました。
布団は押し入れに入っており、18時くらいになると布団を敷きに来てくれます。
空気清浄機もあります。もしかしたら春は花粉が酷いのかも知れません。
コーヒーメーカーとポットもあります。
僕にとっては食後に部屋でコーヒーを飲むのが至福のひと時でした。
なんと防音扉が付いていて、ロビーから聞こえる音をシャットアウトできます。うちはむしろ部屋の中の方がうるさいので、それを外に漏らさずように常にこの防音扉を閉めていました。
ソーイングキットや胃薬も常備。食べ過ぎるお客さんが多いんでしょうね(笑)。
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なんとスイーツが冷蔵庫に
特別室の驚くべきサービスはまだまだあります。なんと毎日、ホテルのオリジナルスイーツが届けられるんです。1日目はプリン。「濃厚きみまるプリン」と言います。
2日目は「たるまえ山シュー」。支笏湖周辺の山をモチーフにしたオリジナルシュークリームです。
このスイーツだけでも結構お値段が張るんです。プリンに至っては370円。シュークリームでも220円します。そんなお高いスイーツを無料で部屋に届けてくれる特別室って本当に至れり尽くせりですね。
夕食、朝食のブッフェでお腹が一杯になるので、このプリンとシュークリームを食べるのにも一苦労でした(汗)。本当に贅沢過ぎます。
さらに冷蔵庫にはサッポロクラシックとMinutes Maidのフルーツジュースが入っていました。これ無料なんです。そしてMinutes Maidに限っては1日に4本増えるので大変です。ビールは元々飲めませんし、ジュースですら飲むお腹の余裕がありませんでした。
鶴雅オリジナルのペットボトルのお水も1日4本提供。水道水も十分美味しいですが、このお水も美味しいです。
ずっと雨だからむしろ満喫できた
水の謌に泊まったのは2泊3日。元々部屋代が高いのであんまり長期で泊まれせん。しかも3泊以上するとご飯に飽きがきちゃいます。と言うことで2泊3日くらいが適切です。と言い聞かせてます(笑)。2泊3日中、雨が降り止まないこんな天気でしたが、部屋が良すぎたおかげであまり部屋から出ずに済みました。2日目に札幌に4時間ほど行きましたが基本的に部屋で過ごしていました。
ちなみにこの特別室、シーズンによって異なりますが大体大人2人子供2人で1泊1部屋12万円です。
12万円!!!
どうです?高いですかね?僕や安いと思いました。この広さと設備、そしてサービス、そして夕食朝食が付いているんですよ。それで12万は安くないですか?1人4万ですよ。
もちろんアップグレードがなければちょっと躊躇してしまう値段ですが、12万円は絶対に安いです。どう考えても安いです。
でもこの特別室の良さを知ってしまったので、ちょっと奮発して次回泊まろうかとも思っています。それにはブログで稼ぐ必要がありまして…。(結構本気)
もちろん元々泊まろうとしていた和洋室だって素晴らしい部屋です。どこに泊まろうともここ水の謌は本当に素晴らしい温泉ホテルなんですよ。
絶対に来年も来たい。そう思わせてくれる3日間でした。夢のようなエスケープでした。ここ、一度来たら確実にハマりますので心して来て下さい。
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