早便の優先レーンに甘える
8月14日(月)のセントレア。お盆休み真っただ中ということで混雑していました。これから僕は7時35分発の新潟行き乗るんですが、7時過ぎにセントレアに到着しました。お盆のような混雑期にそんな時間に空港に着いて間に合うんでしょうか?
心配はご無用。ちゃーんと乗り遅れない仕組みができていました。
なんと、7時台出発便の列とそれ以降の出発便で保安検査場のレーンが分かれているのです。さらに7時35分以前出発の便には、特別レーンが設けられており、遅く空港に着いてもスイスイ行けてしまうんです。
ギリギリに空港に着いた方がこういう恩恵を得られるので、むしろ遅れそうな時間に空港に着く方がいいかも知れませんね。乗り遅れまいと、余裕を持って出発1時間くらい前(6時半とか)に空港に来ていたら、専用の保安検査レーンがなく余計に並ばないといけないかも知れません(未調査)。
どこの空港でもそうかも知れませんが、空港に来るのが遅い人を救済してくれるシステムが出来上がっています。なんとなくズルい気もしますが、そういうシステムがあるのなら、素直に甘えてしまいましょう。
10分も掛からず保安検査場を通り抜け101番ゲートまで来ました。
1階バスラウンジへのエスカレータを降りているときに、優先搭乗の放送が入ったので、エスカレーターを降りてそのままゲートをくぐりました。中部国際空港駅を降りてから、一度も待っていません。なんてスムーズなんでしょう。
定刻で出発して欲しい
バスは駐機中の飛行機を見ながら空港の南側にある沖止めスポットまで走ります。乗る機材はダッシュエイトQ400です。一番にバスから降りようと思ってバスの中央ドアの前に立っていたんですが、前のドアが先に開いたので、一番に降りることが出来ず…。
それでも何とか人を写さずに機体の写真が撮れました。16㎜なら機体全景が入るかな?と思っていましたが、16㎜じゃ足りなかったようですね。
僕の座席は5A。プロペラよりも前を取りました。
広角レンズの効果もありますが、ダッシュエイトのシートピッチは広いんです。
こちらは隣に駐機していたQ400。
定刻より2分も早く出発しました。素晴らしいです!
フライトレーダーを見ていると、この便、ちょくちょく出発が遅れているんです。朝の出発ラッシュに巻き込まれてタキシーアウトが遅れるのか、それとも乗客が時間までに集まらず遅れるのか、理由は定かじゃありませんが、朝イチの便なのに15分くらいは軽く遅れています。
この日、僕は新潟空港に着いた後(定刻8時35分着)、9時20分のフェリーに間に合わせるために、すぐにタクシーで新潟港に向かわなければなりませんでした。15分も遅れてしまうと大変なので、どうしても定刻で出発して欲しかったのです。実際、新潟空港から新潟港までは16分でしたので焦る必要はなかったですが…。
機窓からの景色をお楽しみ下さい
定刻で出発してしまえば、あとは新潟までの空中散歩です。名古屋から新潟まで、川あり、山あり、田園ありの風景が楽しめます。離陸直後。この位置(5A)、結構いい角度でプロペラが入りますね。気に入りました。
木曽三川を左手に見ながら北東に針路を変えます。この辺りでかなり上下に揺れました。晴れているのに揺れるのってちょっと怖いです。
北アルプスが見えてきました。高度が低いのでとても美しいです。ほんの少し雪が残っているところもありますね。冬山はもっと綺麗ですよ。
すぐに日本海が見えてきました。
新潟はもう近くです。
この飛行機、何と機内でWi-Fiが繋がります。インターネットができるのかと思いきや、機内のみのWi-Fiでした。スマホで機内のコンテンツが見られるというものです。しかしナメちゃいけませんよ。結構凄いです。雑誌も色々とありましたので、パーソナルモニタがなくてもオンデマンドでかなりの数のコンテンツが見られます。僕もちょこちょこっと雑誌をめくってみました。
雲抜けると、のどかな新潟の郊外の風景。
住宅地の上を通りながら新潟空港にアプローチします。
「阿賀野川に落ちるー!」と思ったらそこがランウェイでした。
スポットイン。隣にはIBEXのCRJ-700、その向こうにはANAの737がいました。
そして降機。長~いタラップが付いています。地上を歩いてターミナルビルまで行けるのがいいですね。
セントレアから最も早く着ける場所
そんなわけでまだ8時半というのに新潟に到着してしまいました。これから9時20分発のフェリーに乗って佐渡に向かうわけですが、佐渡に着いたのは11時50分。なんと名古屋から佐渡までは午前中に着いてしまうんですよ。しかも帰りの最終便が20時5分発なので、佐渡発16時5分のフェリーで十分に間に合います。時刻表を見てみると、セントレア発の便の中で最も早く目的地に到着できる便が新潟行きのNH1811便なんですよ。到着時刻は8時35分。どこ行きでも構わないのでセントレア発の朝イチの便に、ヨーイドンで乗ったら、最も早く地上に降り立てるのが新潟という意味です。ジェットスターの札幌行きに7時10分発というのがありますが、それに乗っても到着は8時55分。JALの羽田行き7時45分発でも8時45分着です。(那覇行きのスカイマーク深夜便2時20分着除く)
新潟がいかに早く着くかというのがわかるかと思います。朝は優先レーンでストレスフリー。おかげでギリギリに家を出られます。そして新潟に8時35分に着き、夜は新潟を20時5分に出ればよい。滞在可能時間はなんと11時間半。佐渡に行ったとしても滞在時間は4時間もあります。これは日帰りに最適なデスティネーションですね。
僕がなぜ新潟に行ったのかと言う、お盆に特典航空券が取れる行き先が新潟しかなかったからなんです。仕方なく「新潟しかないから行くかぁ」と思って行ったのが新潟だったんですよ。
朝一の地方空港行きの便は穴かも?
ふたを開けてみればフェリーのスイートルームに乗れて、セントレアから朝一番早く到着できる場所が新潟だと知ることができた。残り物には福がある
棚からぼたもち
そんなことわざがぴったりの新潟旅行でした。
「名古屋発で日帰り」というとすごくレンジが狭い話ですが、名古屋に限らず、羽田、伊丹、他の空港からも同じように探してみるといいと思いますよ。地方空港へは意外と朝早くから便が飛んでいたり、しかも特典航空券がいつでも取れたりと、使いやすい路線が結構埋もれているんじゃないかと思います。くまなく特典航空券を検索してみることをお勧めします。
という、どうってことない提案をさせてもらって、今回は締めくくりますね~。
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