新しくなった伊丹へ
伊丹空港が完全リニューアルオープンしたのが8月5日。徐々に改装を進め少しずつ変わって行った伊丹ですが、僕としては改修前から一度も足を運んでおらず、かなり久々な感じです。なので全てが新鮮!随分と遅くなってしまいましたが、新しくなった伊丹空港を徹底取材してきましたのでお届けしたいと思います。写真メインでザーッと行きます。前から改装の様子を知っている方には、「そんなの前からじゃん」ってことにはなると思いますがそこはどうかご容赦を。
伊丹へは羽田から飛行機で「到着」で入りましたが、順序を変えて伊丹空港から「出発」する設定で行きたいと思います。
モノレールの駅は相変わらず。ここから新しい伊丹が始まります。
1階チェックインカウンター
それでは1階のゾーンから。こちらは今回の8月5日にオープンしたというわけではありませんが、順に見て行きたいと思います。まずはJAL側。昔からそこまで変わらない感じがします。面影を大いに残していますね。
昔と比べると天井が大きく変わったのかな?という感じがします。
一旦外に出てANA側に行ってみましょう。(外に出てJAL側を振り返ったところ)
カフェがあります。
もひとつカフェがありました。前ってここに何がありましたっけ?全く思い出せません。
南側のANAのカウンター。
ANAカウンターの奥から見ます。
木が一本だけ立っているところって到着ロビーでしたよね。じゃあ到着ロビーはどこに行ったんでしょう?
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JAL側2階の保安検査場へ
保安検査場のエリアはどうやらちょっと変わったらしいです。保安検査場の中に商業施設ができたので、それに合わせて保安検査場も様変わりといったところでしょうか?(最後に行ったのが2017年のちょうど今頃です。)JAL側の2階に上がるとこんな風になっていました。昔は滑走路に向いて保安検査場があったと思うんですが、今は階段を上がって右側に保安検査場があります。
上に番号が付いているのでわかるかと思いますが、レーンはたくさんあります。しかしなんだかカラフルですね。
JAL側の商業施設
保安検査場を過ぎると8月5日にオープンしたウォークスルー型商業施設が迎えてくれます。保安検査場を出てすぐ。案内板にあるように、くねくねと商業施設を通って搭乗ゲートに行く仕組みです。
お店がいっぱいあります。
例えば新千歳とか福岡みたいに保安検査場の外にお店がいっぱいあるのはわかるんですが、伊丹は中にあります。恐らくそれは伊丹空港は出発動線と到着動線が入り乱れる構造だからなんじゃないかな?と思います。
商業施設を過ぎるとこんな風にフードコートがあります。
ちょっと高級そうなお寿司屋さんもあります。
商業施設を抜けて出発ロビーへと。
「このエリアより先には店舗はございません」と書いてあるのでこれ以上進まずに戻ります。
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ANA側2階の保安検査場へ
さて、場面を戻してANA側の出発動線を見て行きましょう。ANA側2階(3階)保安検査場です。昔は滑走路に向いて保安検査場がありましたが、今は階段を上がって左側に保安検査場があります。ラウンジ入口も写真の中央すぐ右にあります。
JAL側とは異なり、番号ではなくアルファベットでゲートが表されています。
背面には551蓬莱があります。
ANA側からJAL側まではこの「上に行くか下に行くか」みたいなショップ&レストランの通路で繋がっています。この辺りは変わったとはいえ、昔の面影が残っていて嬉しくなっちゃいますね。
ANA側の商業施設
ANAでも保安検査場を通り過ぎると商業施設が広がっています。こちらも商業施設の中をぐるぐると歩いて行くようになっています。JAL側と同じです。
ANA FESTAが一番いい所に店を構えています。
和菓子のお店がなんかよさげでした。
JAL側と同じくフードコートがあります。
JAL側と同じように寿司屋さんがありました。お店は違うものの雰囲気はそっくりで、JAL側/ANA側のどちらにいるのかよく分からなくなります。
ここを抜けると搭乗ゲートに繋がります。
ANA側は少し高くなっているため階段を降ります。
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JAL側からANA側へは行けるのか
ここで疑問。JAL側とANA側は繋がっているのかということ。昔は繋がっていましたが、今は繋がっているんでしょうか?JAL側から到着ロビーに行こうとするとこんな表示があります。
この先に行ってしまうと到着ロビーなんですが、到着ロビーが2階になったことに驚いたことは後で書くとして、下に「出ると戻れません」と書いてあります。ANA側に行こうとして出ちゃう人も多いんでしょうね。
右を見るとなにやらANA側に行けそうな雰囲気。
秘密の通路みたいな感じになっていました。
これが館内のマップ。14番ゲートと13番ゲートの間が通路になっています。
中央には休憩場所みたいなところがあります。(ANA側から撮影)
14番ゲートのJAL機を撮影できます。
無事に13番ゲートに着いたのでした。
面影残るANA側が好き
見事ANA側に行けた僕なんですが、ANA側のスタバでコーヒーを買って写真整理をしてみました。到着客でもラウンジが使えたら最高なんですけどねぇ。どうやら使えないみたいです。なのでスタバでコーヒーを買ってベンチでパソコンをしてました。10番ゲート前は混雑しています。
東京からの787が到着。ひまわりが癒されますね。ちょっとダサい感じもたまらなくいいです。
背後にはこのように動く歩道が。こんなの昔ありましたっけ?
この天井が低い感じが伊丹ですよね。こんな風に色んなところに面影が残っていて、リニューアルしたとは言え古臭い感じがおセンチにさせるんですよね。20年くらい前、伊丹に通っていた頃を思い出します。
JAL側と違って、ANA側は一つ上の3階に商業施設があるので不利なんですよ。到着の客はそのまま真っ直ぐ到着ロビーへと進んでしまいますので、簡単に集客ができないんです。こうやって矢印で呼び込まないといけないわけです。
こんな風にお店リストなんかもちゃんと用意しないといけなくて大変。飛行機から降りてくるとお店が否が応でも目に入るJAL側よりも条件は厳しいだろうなぁと思ったわけです。
劇的に変わった2階エリア
伊丹に到着して一番驚いたのは到着ロビーが2階にあること。こちらその2階の手荷物受取所です。JAL側は北側から、ANA側は南側からここに入ってきます。
手荷物受取所の出口。(3階から撮影)
そのまま歩いて行くとモノレールの駅に繋がります。
出口からふり返って到着ロビー側を見ていますが、こんな風にベンチが配置され待ち合わせができます。どこか地下街のような雰囲気ですね。
こちら2階の出口。今は出ずに戻りましょう。
それでは2階の到着ロビーからJAL側、ANA側に行ってみます。
JAL側の北ウィングへ。
関西旅日記というお土産屋さんがあります。
今度はANA側である南ウィングへ。
お洒落系のレストランが並んでいます。
こちらお店リスト。
こちらは2階ではなく3階の通路にあるレストラン街です。
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送迎デッキは狭くなった
最後に送迎デッキに上がってみましょう。ANA側のエスカレータで4階へ。
アクタスは相変わらずありますね。家具屋さんです。
送迎デッキは随分と変わっていました。
かなり狭くなりましたね。
ANA側。
ANAの13番スポット前。
JAL側。ここが北側の限界なのでJAL側は撮影しにくいです。
30年前はTDAのYS11が停まっているかなり向こうまで行けた気がするんですがね。「どんだけ古い話しとんねん」って感じですけど…。
また結構最近でもフィンガーの先まで行けたような気がするんですが、そんな頃ってなかったでしたっけ(完全に忘れてしまった)。綺麗になったのはいいんですが、撮影環境はあまり良いとは言えず、ちょっと残念な送迎デッキでした。
新しいけど懐かしい伊丹
記憶のある中で初めて伊丹に行ったのが確か中学生の頃。まだ関空ができる前で国際線が飛んでいてむちゃくちゃ活気のあったときです。その後、6年くらい伊丹通いが始まったのが学生時代。今の嫁さんが近くに住んでいたので月イチくらいで来てました。30年前、20年前の話なので随分昔なわけですけど、その頃から変わらない部分と変わっちゃった部分があって、
新しい中にも懐かしさを感じる
というか、なんかそんなところが嬉しくて切ないです。
名古屋に住んでいるとあまり行く機会がない伊丹、大阪に行くのに羽田経由で行くのも悪くないと思いました。
新しい伊丹に行って何が一番良かったかって、出発客も到着客も商業施設を使えるところ。伊丹に着いて、スタバでお茶してターミナルの中から撮影して、到着3時間後に外に出るなんてこともできちゃうわけですよ。
到着と出発の両方の乗客が楽しめる制限エリアの充実は素晴らしいですね。空港の改修は制限エリアの外を充実させることがほとんどですから、制限エリア内を思いっきり充実させた伊丹はすごく例外的な気がしました。
そして建物自体は変わっていないので、昔の伊丹を知る人も面影を感じつつ新しさを楽しめるっていうんですか?そんな感じです。
何度も言いますが、出発、到着のどちらで入っても商業施設を全部楽しめますから、とにかく伊丹に行きたかったらどちらか片道に乗ればいいわけですよ。往復で行く必要はない。
そこんとこポイント高いです。是非訪れてみて下さい。
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