1回の旅行で4回富士山を横切る
空から富士山を見るとなんだか嬉しい気持ちになりますよね。そして見るならば冬。雪をかぶった富士山は夏の雪のない富士山よりも100倍美しいです。しかも冬は空気が澄んでいるため、より美しく見えます。大韓航空にボンバルディアのCシリーズが導入されたということでソウルまで乗りに行った弾丸旅行。その際、何と1回の旅行で富士山を4回横切り、そのうちの3回で富士山を見るという快挙を成し遂げました。
この時の感動をお伝えすべく、どうやったら空から富士山を見ることができるのかをお伝えしたいと思います。
全然難しくないです。
まずは旅程を書きます。
1.名古屋(中部)=東京(羽田) 富士山が見える
2.東京(羽田)=ソウル(金浦) 富士山が見える
3.ソウル(金浦)=東京(羽田) 富士山が見える(通路側のため見えず)
4.東京(羽田)=福岡 富士山が見える
5.福岡=名古屋(中部) 富士山は見えない
こんな旅程です。富士山を見ることができたのは、1と2と4の3回です。
名古屋(中部)=東京(羽田)
まずはセントレアから羽田への道中。この路線は左に座るのがマストです。この日(いつも)の航路はこの通り。直線距離で飛べばもっと早く着きそうなものですが、こんな風に太平洋側に出て大回りをして羽田へ向かいます。
セントレアを離陸してちょっと南に下がったところから富士山が見え始めます。写真は三保の松原を絡めた富士山。ちょっと遠いですがこの角度、結構好きな角度です。
この路線はそんなに富士山に近付かないため、望遠レンズを使わないと富士山をアップには撮れません。
ウィングレットと富士山を一緒に撮影するととてもいい感じになります。カレンダーとかにも使えそうな構図。
富士山に最も近いのはもしかしたらこの辺りかも知れません。羽田空港へファイナルアプローチを開始する三浦半島から。名古屋から富士山は見えませんが、東京からは富士山がよく見えます。
間もなく着陸。まだまだ富士山はよく見えます。
翼の上の日の丸と富士山を合わせてみたおめでたい構図。
着陸後にももちろん富士山が見えます。この日の視程は極めて良好。終始左側には富士山が見えました。太平洋上を西から羽田空港にアプローチする路線では左側がマストです。
東京(羽田)=ソウル(金浦)
続いて、中部=羽田の後に乗った路線から。羽田からソウルに行く路線です羽田空港を離陸後、富士山の北側をかすめてソウルまで向かいます。つまり左側に富士山が見えることになります。
完全に逆光ですが海がキラキラ反射しているのが綺麗ですね。
この路線でもそんなに富士山には近くないですので、アップにするには望遠レンズが必要です。
東京(羽田)=福岡
そしてこの旅行最後の富士山が見えるレグはこの羽田=福岡。富士山のすぐ北側を飛行します。結構近いです。
広角レンズでも近く感じます。上の方から火口を覗いているような構図が作れます。
どちら側に富士山が見えるか調べる方法
僕の乗った上記3路線で、何故運よく僕が富士山を見られたかって、それは富士山の見える方向を大体知っているからです。じゃあ大体知っていないと見られないのか、というと全くそんなことはありません。富士山が見える方角なんて全く知らなくてもいいんです。今や自分で調べられるのですから。フライトレーダー24というアプリ(ソフト)を使います。
フライトレーダー24のサイトに行き、サーチ窓に乗りたい便名を入れます。例は上の3番目の富士山の例、羽田=福岡のNH261です。検索で出てきたNH261をクリックします。指定した便がライブで飛んでいる場合は、ライブではない方の便を選択します。
するとNH261便のヒストリーが見られます。一番右にあるPlayボタンを押すと、その便の航路が地図上に表示されます。
↑こんな感じです。
適当な1便だけを調べるだけだと、その便がイレギュラーな航路をとっていた場合に富士山の方向を間違えることになりますので、見られる分だけ全て見てみて下さい。大体毎回同じような航路をとっているはずなので、どちら側に富士山が見えるのか統計的に分かると思います。
という感じでおしまいです。どんな便でも調べることができます。富士山だけではなく見たい景色がある時にはこの方法で必ず調べてみるとよいですよ。
これで座席指定するのが楽しみになりますよね。飛行機は通路側に座ったら乗る価値は半減します。ビジネスマンの中では「前方通路」というのがステータスみたいになっていますが、ヒコーキ好きの皆さんは必ず窓側に座って下さいね。機窓の景色ほど素晴らしいものはありません。
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