冬スケジュールより名古屋、北九州から台北へ
2018年の冬スケジュール(10月28日開始)から、スターフライヤーが台北線を開設します。北九州、福岡、名古屋(中部)から台北への3路線を開設する、はずでした。しかし7月20日の発表によると福岡=台北線はキャンセルに。北九州と名古屋からのみ就航するようです。
↓こちらが発表のあった資料へのリンクです。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1611759
福岡空港はこれ以上発着枠が取れないみたいです。確かに、、、福岡は混雑していますから。
シートピッチがエコノミー最大に
去る日、スターフライヤーは、冬スケジュールからの国際線で使用するためにシートピッチを1インチ広くした機材JA25MCを受領しました。これまで34インチだったシートピッチが35インチになり、ただでさえ広いスターフライヤーの座席がさらに広くなります。フルサービスキャリアのエコノミークラス標準シートピッチが31インチなので、それよりも4インチ(約10センチ)広くなったことになります。
10センチは有意な差ですよ。35インチというシートピッチはエコノミークラスとしては大手の国際線エコノミークラス(34インチ)を凌ぐ値となり、これまでにないエコノミークラスでの快適性が約束されます。
ただ、シートピッチが広くなっても座席数は150席と変わっておらず、これはエアバスの「スペースフレックス」を採用しているからです。簡単に言えば、無駄なスペースを省いてキャビンを広くしたというもの。痒いところに手が届くエアバスの細かい芸には「やるな!」と思ってしまいました。
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スケジュール(時刻表)は?
それぞれの路線のスケジュールは次の通りとなっています。- 7G811 名古屋(中部)(0830)=台北(桃園)(1100) ※火曜日は5分早発、日曜日は15分早発
- 7G810 台北(桃園)(1830)=名古屋(中部)(2210)
- 7G801 北九州(1555)=台北(桃園)(1740)
- 7G800 台北(桃園)(1150)=北九州(1500) ※火曜日は5分早発、日曜日は15分早発
これを見るとセントレア発の便はこれ以上ない「いい時間」ですね。名古屋出発は朝早く、台北発は夕方で、滞在時間が一番長くなるパターンです。(当初、「終電に間に合うのか?」というスケジュールになりそうだったんですが、何とか電車で帰れる時間ですよね。)
一方の北九州はそんなに「いい時間」ではありません。名古屋を中心にダイヤが組まれてしまった印象が否めません。
このスケジュールを見る限り中部→台北→北九州→台北→中部という運用をするようです。JA25MCが1機で朝から晩まで日本と台北を2往復するわけです。(同仕様と思われるJA26MCも登録済/未受領)
気になる運賃は?
そして気になる運賃なんですが、最も安いセール運賃(STAR COMET/スターコメット)は、名古屋(中部)=台北、北九州=台北ともに片道1万円です。ただし、燃油サーチャージや諸費用が加わりますので1万円では購入できず、実質的な運賃は最安値で、- 名古屋(中部)=台北(桃園) 16,070円
- 台北(桃園)=名古屋(中部) 15,330円
- 北九州=台北(桃園) 13,810円
- 台北(桃園)=北九州 15,330円
です。
その他の予約変更が可能な運賃などは空席状況に応じて変化しますが、最安値である運賃は競合他社に負けないように設定してきましたね。
勝算は「ある」
名古屋(中部)=台北線は競合の多い路線で、現在でも、JAL、チャイナエア、タイガーエア台湾、キャセイが飛んでいます。以前はANAやエバー航空も飛んでいましたが撤退。Vエアは潰れて撤退しましたね。ジェットスタージャパンもこの前まで飛んでいたのが今調べると飛んでいません。それだけ生存競争の激しい路線なんですよね。果たしてスターフライヤーがこの競合の多い路線で生き残っていけるのか?僕は確実に勝算はあると思っています。何故ならスターフライヤーは、エコノミークラスを見た場合、名古屋(中部)=台北でトップを独走できるはずだからです。
シートピッチが広い、テレビ付き、新仕様機材では各席に電源が付いています。またギャレイにはオーブンも装備してホッとミールを提供可能。これ以上のスペックのエコノミークラスが他にありますかね?
いやー、面白くなりそうな名古屋(中部)=台北、そして北九州=台北。10月の就航に期待です!
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