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予想以上に難しいマングローブ林の撮影タイミングを徹底解説【星野リゾート西表島ホテル編】

マングローブ林の場所はここ

先回お送りした星野リゾート西表島ホテルの大自然編ですが、その中でマングローブ林を少し紹介しました。

flyfromrjgg.hatenablog.com

この記事の中で紹介した写真で、


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こんな風に水没し過ぎなマングローブで失敗した話、そしてリベンジしても干上がり過ぎて失敗した話を書いたんですが、今回はその詳細をレポートしたいと思います。

まずはマングローブ林の場所を紹介しておきましょう。星野リゾート西表島ホテルから歩いて行ける最も近いマングローブ林はここです。(西表島には色んなところにマングローブ林があると思います。)


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星野リゾート西表島ホテルの目の前にある海岸を歩いて10分くらい。かなり近いです。

マングローブ1回目のトライ

まず行ったのは2021年4月30日の8時過ぎ。朝食を食べて食後の散歩にチョイッと行ってみた感じです。

上の水没し過ぎな写真に近づいたのが下の写真。


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ボートに乗るための桟橋沿いに、マングローブの木に最接近してみました。やはり根っこが水没しているマングローブって魅力的。初めて見るマングローブは予想以上に萌えました。でもやはりちょっと浸かり過ぎているんですよね。

実はこの時間は潮が満ちてくる、しかも満潮に近い時間だったため、マングローブ観察には向かない時間でした。行く前に聞いたホテルのスタッフも、「マングローブを見たい」と言った瞬間、「(ふさわしい)時間帯がありますからね」と言われたんですよ。そしてホテルのツアーデスクで申し込めるマングローブ林のツアーも日によって時間帯が変わります。


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この時は気付いていなかったんですが、干潮になるとこの辺りは完全に砂浜になります。潮が引けば奥に行けるんですが、この時はこれ以上先に行けませんでした。

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マングローブ2回目のトライ

上記で見に行ったのは8時過ぎ。先にも書きましたがほぼ満潮時刻でした。潮位はもちろん調べていました。ただ、見に行ってみないことには分からないので行ってみたんですよ。だから失敗することは何となく予測できていました。そして昼過ぎにはかなり潮が引くため、ホテルをチェックアウトした後にリベンジを掛けようと思っていました。


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13時過ぎに、先ほどの水没し過ぎの写真の場所に行ってみたところ、、、

しまった、遅かったか~!

と後悔。


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朝方、海だったところが完全に陸になっていたことにも驚きでした。

奥の方まで歩いて行ってみました。朝8時の状態では、こんな景色が望めるとは思ってもみませんでした。人間の想像力は時として素晴らしく、しかし時としてとても貧弱で、満潮時に「干潮時にはこうなる」なんて想像できないんですよね。水深が何センチかということもどれくらい遠浅の海が広がっているかということも、よくわかりませんでした。


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ここ、冷たい水が上流から流れてきていたので小さな川の河口かと思われます。こういう河口は両側にマングローブ林があるので、いい写真を撮るのに最適なんですが、行った時にはもう後の祭りでした。


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この辺りは全く水に浸かっていないので、土から生えている植物と変わらない見た目が少し残念です。

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しかししかし、少し歩いてみると、ギリギリ何とか絵になる場所がありました。


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あと10㎝水没していて欲しいですが、贅沢言っちゃいけません。


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なんだかマングローブの根っこってエモいですね。

ということで、滞在中、しかも2日目にマングローブを見に行ってきたんですけれども、

1回目は水没し過ぎで断念

2回目は潮が引き過ぎで残念

でした。

今回、マングローブを見に行って、タイミングって大事だなとつくづく思わされました。

マングローブはタイミングが全て

です。

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ベストなタイミングは1日1回か

2回行って2回失敗しているわけですけど、本気でマングローブ林を見たければ、最低2回は失敗が必要だと思います。満潮時と干潮時の失敗1回ずつないと感覚が掴めないんですよ。

満潮・干潮のタイミングはちゃんと潮位を調べた上で見に行っているんですが、どんな潮位がそのマングローブ林にとってベストかなんてのは場所によって違いますので、一度見に行ってみないことには分かりません。1回目のトライはたまたまほぼ満潮時で、そのタイミングは良くないということがわかり、2回目のトライは、引き過ぎてもダメと言うことがわかりました。要するに、その場所の上限下限を知る上で2回の失敗は必要なんだろうなと思います。

一度ここでグラフを見てみたいんですが、僕が行ったタイミングは以下の通りです。


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この中でいいタイミングだと思われるのは、緑色の「ベストなゾーン」と書いた帯の部分。早朝か昼前の約1時間くらいと言うことがわかるかと思います。1日に最低2回はべストなタイミングがあります。ただし、満ちてくるタイミングというのはうっかりすると、その場所から逃げられなくなるため危険です。マングローブ林の中で孤立するのだけは避けたいですよね。さすがに死ぬことはないと思いますが、胸まで浸かった状態で干潮を待つのだけは嫌です。

なので引き潮のタイミング、表で言えば11時半から12時15分くらいの間がよいでしょう。この時間帯ならばどんどん浅くなっていくため安全ですし、早めに行ってスタンバイし、海岸の奥の方から徐々に攻めて行けば必ず理想的な状態に出会えるはずです。満ちてくるタイミングと比べて撮影時間を多く取ることができそうです。

ということで、マングローブ林を撮影するならチャンスは1日1回、それも1時間程度と考えるのが妥当でしょう。

ただ、上記はピンポイントで西表島ホテルに最も近いマングローブ林に限った話ですので、別の場所には別の場所なりのセオリーがありそうです。なので結局その場所ごとに最低2回は失敗して感覚を掴むことが必要だと思います。つまり本気でベストなマングローブ林の状態を撮影したかったら1日じゃ無理ということ。これを肝に銘じておかなければいけません。

マングローブとの向き合い方は予想以上に難しい、それが痛いほどわかった1泊2日の西表島滞在でした。

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