石垣港からフェリーに乗る
今回は西表島への行き方を紹介します。西表島ヘは石垣島がその玄関口の役目を果たしています。石垣港からフェリーが出ており、それに乗って約45分~1時間です。石垣港ヘは石垣空港からバスに乗って約30分~40分。西表島へは石垣空港に着いてからもまだまだ先が長いんですよ。ちなみにバスは石垣空港から石垣港への直行バスがありますのでそれに乗ると早いと思います。(次回別記事にて紹介します。)
さて、着いたのは石垣港。
ユーグレナの名を冠したターミナルです。
八重山諸島行きのフェリーは運航会社が2つありますので注意して下さい。八重山観光と安永観光です。
こちらがターミナル入口を入って左にある八重山観光フェリー。
行先は竹富、小浜、黒島、西表大原、西表上原、鳩間です。
こちらがターミナル入口を入って右にある安永(あんえい)観光。
行先は、竹富、小浜、黒島、西表大原、西表上原、鳩間までは八重山観光フェリーと同じ。それに波照間が加わります。
ちなみに運賃は燃料サーチャージみたいなので変動するらしいですが、上原までは約往復4,500円、大原までは往復約3,500円です。
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ゲロも覚悟の西表航路
西表島には港が2つあります。大原と上原と言いまして、切符を買う時に「西表島まで」と言うと「どちらですか?」聞かれます。ここは旅慣れた風に「上原まで」と言ってみたいですね。ちなみに僕がこの時泊まった西表島ホテルは上原が最寄り。上原に渡らないと大変なことになりますのでご注意下さい。上原からだと10分、大原からだと1時間くらい掛かるそうです。西表島ホテルは上原にお迎えのバスが来てくれますが、大原に行ってしまうとお迎えもない上に時間が掛かるという最悪な状態になります。(上原の方が船が小さくて欠航しやすく、上原欠航時は大原にお迎えが来てくれるらしいです。)
さて、僕が西表島に渡った4/29はとても天気が悪く、八重山観光の上原行きは欠航していました。安永観光の上原行きは運航していましたが、次の便は「欠航の可能性あり」と言うことでした(案の定、次便は欠航)。
こんな船に乗って行くわけですが、これまた小さい船で、欠航するのも分かります。
3-3配置の、まるで737のような船です。キャパもかなり小さめです。
いざ、石垣港を出航。
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何故かゲロ袋が配られました。嫌な予感がしましたが、この先どれだけ揺れるのか、まだ想像もできませんでした。
防波堤の外に出て、スピードを上げた途端、すごい縦揺れが…。
常に波をかぶるので窓はビショビショです。
写真でも波の高さがわかるかと思いますが、飛行機で言えば常にタービュランスの真っ只中にいるような感じで、ストンと落ちるのが30秒に1回はやって来るんですよ。飛行機ならタービュランスが何十分も続くなんてことはないと思うんですが、それが最初から最後までずっと続くその苦痛と言ったら、もうたまりませんでした。
最初は揺れる度に「キャー」という悲鳴が船内に響くものの、どこか楽しんでいるように見えたんですよね。しかし揺れに慣れてくると船内は段々と沈痛なムードに。皆さん目を瞑ってひたすら揺れに耐えていました。決して眠っているわけではありません。絶対にあの揺れでは眠れないと思います。
時刻表上45分で着くはずの航路は、スピードを落として運航したせいなのか1時間掛かりました。その間ずっと揺れてるんですよ。僕は何とか耐えましたが、結構苦しかったです。気持ち悪くはならなかったものの、揺れに対して体で踏ん張らないといけないのがしんどかったです。
他社の便が欠航しているとか、自社の次の便が欠航するとか、つまり「ギリギリ運航できるような状態というのはこれだけ揺れるのか」というのがよくわかりました。
ただ、これ以上揺れることはないわけで、ならば次に同じ揺れに遭遇しても全然へっちゃらだと思います。ゼロとイチの差は大きいですね。
まさに荒波を乗り越えて、西表上原港に到着したのでした。
上原港ターミナルはこんなところです。(翌日撮影)
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実はバスよりも揺れない乗り物だった
この西表航路を運航する船、小さいから天気が良くても外洋に出れば結構揺れるんだろうなと思いやってきた翌日。ターミナル内はこんな感じで、ほのぼのとした雰囲気が漂っています。
上原港の海の青いこと。石垣も西表も港の水がエメラルドグリーンで驚きましたが、西表も石垣以上に「港」が綺麗ですね。
バスクリンを入れたみたいに、気持ち悪いくらいのエメラルドグリーン。
石垣からやってきたフェリー。これで折り返します。
隣には八重山観光のフェリーが。どちらに乗っても同じかと思います。
そして気が付いたことが…。実はこの船、バス並みにしか揺れないんですよ。往路の悪夢がウソのように穏やかなクルーズでした。しかもちゃんと45分で到着しましたし(往路は1時間)。
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まとめ
今回何よりも良かったのは、欠航する前にちゃんと西表島まで渡れたことです。一本遅ければ大原港行きに乗らざるを得ず、到着後もバスで1時間揺られながらホテルに行かなければいけませんでした。そしてラッキーにも欠航直前に渡れた結果、超絶揺れる状態を体験できたことが2番目に良かったことですかね?
さらに3番目に良かったのは、翌日はとても良い天気で、全然揺れないことがわかったことでしょうか。
1泊2日でたった1往復乗っただけなのに、色んなことがわかった石垣=西表航路でした。既に玄人の領域に達しました(笑)。
どうぞご参考まで。
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