イケてる航空総合研究所

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日本のマスク社会を終わらせるには、マナー、優しさ、思いやりを逆手に取ったアプローチが必要。

強化圧力になっていないか

先日の政府のマスク着用ルールの見解を受け、屋外でマスクを外す人がほんの少し増えたような気がしていますが、ここ2週間の観察からすると、それでも多くの人が「屋外でひとり」の状態でもマスクを外さないですね。

確かにあの程度の緩和では、屋外→屋内と場面が切り替わる状況ではマスクを外そうという気が起きませんよね。着け外しが面倒だからです。

また「会話が少ない」という条件を付けてしまったが故、「会話するなら外でも必要」と解釈できるわけで、外でもマスクを着け続ける人はこれからも多数派を占めると予測されます。


しかも屋内や公共交通機関では「マスク着用が必要」と明記されてしまったものですから、相変わらず商業施設や公共交通機関等でのマスク着用アナウンスや張り紙は継続するでしょう。マスクなしで会話しまくりの飲食店では外してもいいのに、会話がほとんどない店内や電車内では必要だなんて矛盾も甚だしいですが、その矛盾を突いて、なし崩し的に屋内でも不要と考えて行動していた人には、一旦ブレーキが掛かったようにも映るでしょう。

明確に「屋内では必要」となったことで、ブレーキどころか「屋内でのマスク着用圧力は強まった」と感じています。ユニクロ辺りのマスクに厳しい企業は、マスク緩和をどう考えているのでしょうか?最近行く機会がないのでわかりませんが、相変わらずマスクなしで入店すると、マスクを持って追い回されるんでしょうかね?最後まで誰とも接触することなく帰れるのがユニクロのいいところなのに…。

マスクルールの緩和は、一気に緩和したいのにできない苦肉の策で、「いずれマスクは任意になる」というメッセージに過ぎないのに、その裏事情が読めず言葉を額面通りに受け取って、素直に言いなりになっている企業や人々を見ると、本当に悲しくなります。

なぜここまで律儀にルールを守ろうとするのでしょうか?他のルールは守らないのにマスクルールには厳格過ぎるほど厳格ですよね。ここまで来ると、日本人はマスクが嫌だと言いつつも積極的にマスクをしたいとしか思えません。このままマスクが習慣化してしまい日本は常時マスク着用ルールで行くのかな?と最悪の事態を想定せざるを得ない時点に来たのかも知れません。

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これまでと逆のアプローチを

政府指針による緩和はあまり効かないと思っています。緩和の度合いが緩いからというのもありますが、習慣化してしまったものを「外してもよい」と言っただけでは人々に響かないと思うからです。恐らく別のアプローチが必要でしょう。

そのアプローチとは、マスクが始まった時の逆で、「マナー」や「優しさ」や「思いやり」を逆手に取る方法です。

flyfromrjgg.hatenablog.com

この記事の逆をやるわけです。例えばテレビやネットで次のようなことを言うんです。

  • マスクはマナー → 顔を見せないコミュニケーションは失礼
  • マスクは優しさ → 親がマスクを外すことは子供への優しさ
  • マスクは思いやり → 本当の思いやりは他人にマスクを強いないこと

など「逆」とは言わないまでも、外すことの正当性を訴えるような内容に変えるんですよ。そうすれば空気は変わっていくような気がします。

自由にマスクを外せる社会を作るには、こういった啓蒙活動を地道に続けていくことなんじゃないかと思います。「マスクを外しても良い」と言ってもこれまでの価値観が刷り込まれているため、人々は簡単には外しませんから。

なので、「マスクを着けろ」と圧力を掛けられたときと同じ要領で、「マスクを外すことはこんな素晴らしい価値観を表明していることと同じだ」という風に徐々に刷り込んで行くんですよ。

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急に行動は変えられない

人々がマスクを外せない大きな要因は、これまでの考えや行動を否定されることではないかと思います。必死で他人を守るためにマスクを着けてきたのに、いきなり「外してもいいよ」と言われても騙されたような気分になって素直に受け入れられないんじゃないかと思うんですよ。

極端な例ですが、イスラム教徒に「豚肉食べてもいいよ」なんて言ったら激怒されますよね。そういうことなんですよ。これまで信じてきたことや正しいと思ってしてきたことを否定されるのが耐えられないんです。マスクは今や日本の宗教的なアイテムですからね。

ましてや他人に「着けろ」と強要してきた人ほど過去の自分との整合性が取れなくなって、マスクを外せなくなると思います。僕としては「ほら、言わんこっちゃない」って感じなんですが、当人は大変でしょうね。強要した相手に自分がマスクを外しているところを見られたりなんかしたら大変ですもん。

僕も最近、知人友人とマスクについて話すようになったんですが、基本的に「マスク着用はどちらでもいい」というスタンスの人でもマスクを外さない、むしろ着ける理由を探しているという感覚を持ちます。

単に多数派に属していれば安心という心理なのかも知れませんが、「急に外してもいい」と言われても、ずっと着けてきたのに急に行動を変えるのなんて無理だよという微妙な心理状態なのだと思います。

みんながマスクを外せないから、コロナをわざと長引かせているような気さえしてくるんですよね。コロナが終わるとみんなで一斉にマスクを外さないといけなくなるからです。マスクが外せないので、コロナが流行ってないと困るんですよ。

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外せと強要したくはない

先に書いた通り、「マナー」や「優しさ」、「思いやり」を逆手に取る方法が一番効果的だと思うんですが、それも結局過去との不整合が生じるのでなかなか難しいかも知れませんね。

となると、もう強制的に「お願いします。ここでは外して下さい。」と命令をするしかないんでしょうか?しかし、そうしてしまうと「マスクを着けたい人」を否定してしまうことになるんですよね。さすがにそれは可哀想だと思います。

僕が「マスクを着けろ」と言われて、どれだけ腹立たしい思いをしてきたかはこのブログで何度も述べている通りですが、これが逆になって、マスクをしたい人に対して「マスクを外せ」なんて強要したら、その人がどんな気持ちになるかは痛いほどわかります。

だからさすがに外すことを強要したくないと思うんですよ。

となると誰がアナウンスをすることなく、自然にマスクをしたい人としない人が分かれていくのを待つしかないんでしょうか。きっと徐々にマスクをしない人は増えて行くと思いますが、あまりに時間が掛かりそうな予感がしています。

ここまで2年以上という月日をかけてやってきた以上、元に戻すには同じくらいの時間、いやもっと長い時間が必要なのかも知れませんね。

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まとめ

またまた、ダラダラと持論を書いてしまいましたが、まとめると、

マナー、優しさ、思いやりを逆手にとって刷り込みを行うのが効果的であるが、信心を否定されたくない心理や過去と不整合する心理に阻害されて、すぐに外すのは困難で、強制的に外させるのも選択の自由を奪うためしたくない。

と言うことです。

色々と考えているんですが、すぐに解は出ませんね。

僕がマスクの話をするとリアルでもネットでも「なんで、そんなにマスクが嫌なの?」って質問が来るんですけど、「本当にマスクが嫌って思ったことない?」、「矛盾を感じて着けてない?」、「着け続ける理由を探してない?」って聞きたくなるんですよ。

僕は逆にマスクをしている人達に、「どうしてそこまでして着けたいの?」と聞きたいです。多分「みんながしていて外しにくいから」以外の合理的な答えは返ってこないと思います。

僕だけですか?こんなにマスクが嫌なの。本当にみんな好んでマスクを着けているんですか?「マスクなんてどちらでもいい」のなら、半数が着けて、半数が外すと思うのに、どうしてほぼ100%の人が着けているんですか?

アナタがマスクをしている理由を教えて下さい。みんなで我慢大会やってるだけでしょ。誰かが外すのを待っているだけでしょ。教えて下さいよ。

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