一昔前のリゾートホテル風
2020年1月沖縄旅行のお話です。宿泊に選んだのはラグナガーデンホテル。宜野湾にあるANA系のホテルです。かなりお得に泊まれるリゾートホテルです。(新型コロナの影響で6/18まで休館していたようですが、6/19から営業を開始しています。)ラグナガーデンホテルはこんな外観。ヤシの木が沖縄らしくていいですが、建物のデザインが一昔前な感が否めませんね。
中は観葉植物に覆われておりちょっとだけリゾートムードを高めてくれます。
こんな風に熱帯魚のオブジェが所々に置かれているんですが、
こちらでもどことなく漂う「一昔前感」。あか抜けないこの雰囲気は一体何なんでしょうね。でも、気取らないデザインで、高級ホテルに泊まるより落ち着いた気持ちにもなります。
フロントはすごく愛想が良いというわけでもなく、このホテルのグレードに相当するレベル。(この写真ではヒマそうですが)とにかく忙しそうでした。まだまだ中国人観光客が溢れ返っていた時期でしたからね。
ちなみに場所は宜野湾。那覇空港からもほどよく近く便利です。
40平米なら4人で宿泊可能
それではお部屋を見てみましょう。このホテル、どうやら2019年8月にリノベーションをしたみたいで、すごく綺麗になっていました。客室階の内装に限っては一昔前感はなくなりテンションが上がります。10年以上前に一度泊ったことがあるのですが、昔のイメージを引きずって泊まるとよい方向に予想を外されますのでお気を付け下さい(笑)。
部屋は40平米の「ツインスーペリア」を選びました。なかなかフォースにできるホテルがない中、このホテルはそれができます。4人家族の場合はツインを2部屋取ればいいんですが、2部屋取るのと1部屋にエキストラベッドを入れるのとでは金銭的に大きく変わってきますので、こういうホテルは非常に貴重です。ロビー階の色褪せ感は否めないとは言え、悪くないグレードのこのホテルは家族連れのニーズをちゃんととらえています。
エキストラベッドを2台入れるとこんな風に3+1=4みたいな型になります。そんなに狭くは感じません。40平米でベッド4つって狭いかな?と心配していましたが、この広さならば全く問題ないでしょう。
部屋からの景色は一応オーシャンビューですがが、期待してはいけません。これが現実です。
部屋の向きによっては野球場が見えたりします。ちょっとテンションが下がりますが、キャンプとかやってる時期だといいかも知れませんね。
ただ、やはりそこは沖縄。港っぽいところとは言え海は綺麗です。
ホテルの前にはこんな風にガーデンがあって南国ムードを楽しめます。しかし、どこか拭えない30年前にタイムスリップしたような平成初期感…。
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ベッドルーム以外のところ
部屋の細かい点を見て行きましょう。ポットとコップとお茶。
洗面だけはお風呂とは別にあって非常に使いやすいです。洗面がトイレとバスにあるパターンだと誰かがトイレやお風呂に入ると、歯すら磨けませんからね。
お風呂は残念ながらユニットバス。でもこのホテルには大浴場があるため使用せず、ユニットバスであることは一切のマイナスにはなりません。
アメニティキット(1人分のみ)。
館内スリッパがあるのはとても嬉しいです。プール、大浴場、朝ご飯とかもこれを履いて行けます。が、ちょっとデザインがみすぼらしいところが難点。もう少しスタイリッシュなスリッパだとサマになるのになぁと思います。
ちなみに子供のスリッパとして幼児用ビーチサンダルをフロントでもらえました。幼稚園年長で限界の大きさ。小学生以上の子は上のスリッパを履くしかないみたいです。
4階から12階が客室です。特筆すべきは屋内プールや大浴場があるところ。そしてコインランドリーくらいですかね?
屋内プールと大浴場がいい!
その特筆すべきプールや大浴場を紹介しましょう。1階はアクアゾーンと名付けられたプール、大浴場、ジムのエリアです。
この屋内プール、高ポイント!
沖縄で屋内プールを備えているホテルは少ないですから、子連れには持ってこいのホテルです。冬でも台風の時でも泳げるのは非常に助かります。お出掛けから帰って、ちょっとご飯まで時間があるときなど、部屋でドタバタされるとお隣さんとか下のお部屋に迷惑が掛かるので、そんなときはプールに連れ出しましょう。
プールの中は水深1.1mのフール。水深0.8mの小さなプール、そして小さなプールの真ん中にはジャグジーバスがあります。
スライダーもあって楽しめます。2~3回で飽きますけど。
ちなみにプールの使用については宿泊客は無料です。プールではバスタオルを貸してくれるので部屋からは水着を持って行くだけでオーケー。浮き輪はありませんが、ビート板はありました。
もうひとつ、
大浴場も高ポイント!
どうやら温泉ではないようですが温泉気分で楽しめます。1滞在で何度入っても一人550円です。2階建て構造になっており、1階に大きなお風呂、2階に小さなお風呂があります。2階の方が若干ぬるかった感じです。2階に狭いサウナがあります。
旅館じゃない大浴場はどんな格好で行ったらいいのか一瞬悩むんですが、子供はパジャマで行かせました。周りを見渡すと子供はパジャマを着ている子がほとんどでした。さすがに大人でパジャマ姿の人は見ませんでしたが、深夜とか早朝とかパジャマで行っても、誰にも遭わない自信があれば問題ないかと思います。
パジャマでウロウロできる分、ホテル内のB級感が高まりますが、そんなの別に気になりませんよね?
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コインランドリーが便利
1月の沖縄ということで、夏の装いをあまり持って行かず、予想以上に暑かったので洗濯をしなければいけない状況になりました。3階のコインランドリーには4台の洗濯機を配置しています。かなり古いです。
1回200円。5kgの1人暮らし用の洗濯機という感じのものが置いてあります。
乾燥器は1回100円です。
洗剤は1回100円で売られています。つまり部屋に干せば300円で洗濯ができます。
僕が行った22時頃は稼働率が高く、辛うじて1台洗濯機が空いている状態でした。タイミングによっては1台も空いていないという状態は有り得ると思います。
ちなみにコインランドリー横にある自販機は210円と高めの設定でした。
人手不足で混雑するレストラン
これはコロナ禍前の旅行のため、今は当てはまらないかも知れませんが、いずれ元に戻ったときのために書いておきます。ラグナガーデンホテルのレストランは1階に3つ、最上階に1つあります。1階にあるのは洋食・バイキングの「パセオガーデン」、和食の「あんのん」、焼肉の「輪(りん)」、最上階にあるのが中国料理の「壺中天」です。
朝食会場は大混雑です。かなり待たされした。しかしよく見ると結構テーブルは空いていて、混雑しているのはホテル側の人手不足が原因だと思われます。
どこのレストランも同じです。テーブルは半分くらい空いているのに満席と言われます。(あくまでもコロナ前、今は全く違うと思います。)
パセオガーデンでの朝食
2日目の朝食は洋食バイキングをチョイス。1階にあるパセオガーデンに行きました。一通り紹介して行きましょう。ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、ポテトなどなど。
フレンチトーストとワッフル。
野菜サラダは充実。ブロンコビリーのようなステーキ屋さんのサラダバーを彷彿させます。
里芋などなど若干和食総菜もあり、一概に洋食とは言い難い感じ。
白米、納豆、ノリなどの和食もあります。
パンも充実しており悩みます。
スムージーは、一番左のほうれん草のトロピカルスムージーが美味しかったです。
その他飲み物はコーヒーにジュースも充実です。
というのがパセオガーデンで食べる朝食の概要。特段美味しいと言うこともなく、かと言って食べられないような味のようなものはなく、至って普通の朝食でした。
ちなみに夕食にもこのレストランに出掛けたんですが、バイキングは要らなかったので、「アラカルトメニュー」をオーダーしようと思ったら、バイキングの時はアラカルトメニューはないらしく、ここでも人材不足感を感じました。バイキングを提供するのに必死で、アラカルトメニューを作る人がいないんじゃないかと思われます。退散して中華料理に行きました。
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和食バイキングの朝食
パセオガーデンの隣にある和食・輪(りん)のバイキングにも行ってみました。パセオガーデンよりもこちらの方が高級感があります。
内装も雰囲気もこちらの方が圧倒的にいいです。夜のメニューが高いからだと思われます。
カラアゲにフーチャンプルーなど。
焼き魚は2種類。
だし巻きたまごに納豆。
沖縄そばもありますが、あまり美味しくありませんでした。
和食なのにパンもあって結局ごちゃ混ぜです(笑)。
これ、初めて食べたパパイヤイリチャーと言いうヤツらしいんですが、コリコリな感じでクセのない味で美味しかったです。
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中華・壺中天での夕食
ホテル周辺には食事ができる店がたくさんありますので、ホテルで食べる必要は特段ありませんが、洋食のアラカルトメニューにフラれたので中華料理に行ってみました。飛び込みで入ったらすぐには案内できないとのことだったので、最も早い20時に予約を入れました。そして20時に行ったらガラガラ。ここでも人手不足感がありました。
定番の中華が揃っていますが、さすがに夕食とあって値段は高めの設定。親子4人で1万円は無理です。さすがホテルの中華ですね。
エビ炒飯は子供向け定番でしょう。本当は五目焼きそばが食べたかったんですが、人手不足の上に麺不足。麺を使った料理が品切れ状態になっていました。まだ20時なのに品切れはいかんでしょう…。
バンバンジー。
エビチリ。
などなど。
そしてデザートはタピオカミルク。中華料理のタピオカミルクは白い小粒なタピオカが定番だと思っていましたが、黒い大きなタピオカだったのは流行りを意識しすぎて失敗しているパターンかと思います(笑)。
B級覚悟で充実沖縄ステイ
ラグナガーデンホテルを一言で表せば上記サブタイトルような表現になるでしょう。このホテル、ロビーの雰囲気や、プールや大浴場の年季の入った感じ、レストランの質、スタッフの対応、どれを取ってもB級感が否めません。最近ではハレクラニなど高級ホテルが続々と沖縄に進出しており、昔からあるブセナテラスなどの高級ホテルやヴィラタイプのホテルなどと比べるとやはり見劣りします。しかし、家族でリーズナブルに滞在したければこのホテルはかなりおススメです。
屋内プールや大浴場があるのはかなりの高得点です。冬場や悪天候時でも、天気を憂うことなくホテル内で楽しめるというメリットはかなり大きいです。レストランの人手不足感は解消すべきですが、味が悪ということもなく、値段も程々ですので一日中ホテルの中で過ごしたとしてもお財布が苦しくなることはありません。
宿泊客の中に超お金持ちそうな方々は見掛けず、非常に一般的な感じです。身の丈に合わない高級ホテルに泊まって気おくれするより全然いいです。そんな緊張したステイを強いられるより、何も気にせず気楽に楽しめるのが真のリゾートの楽しみ方ですよね。ここは言わゆる庶民派リゾートホテルと言ったところでしょう。
既に国内旅行は解禁されていますし、今なら安いと思いますので沖縄旅行の滞在先の候補の1つとして是非ご検討下さい。酷評した部分もありますが、総合的に見たらとてもいいホテルだと思います。
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