国立科学博物館がバーチャルツアーを開始
GWが始まる少し前、東京・上野にある国立科学博物館がバーチャルツアーを始めました。コロナの影響で閉館が続いている博物館ですが、入館できない代わりに自宅から展示内容を閲覧できるというものです。簡単に言えばGoogleのストリートビューです。こちらからご覧下さい。
こんな感じで現れて、ズームインすると中を見ることができます。
こんな風にGoogleストリートビューみたいに見られます。
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やっぱり恐竜がすごい
実はこの国立科学博物館、昨年度の冬に初めて訪問しまして、結構、いや、かなり楽しめました。一度、子供達を連れて行ってあげたいと思っていたんですよね。ここは絶対に楽しめるし、確実に子供達の科学への向学心に繋がるかなぁと。僕が一番の見どころだと感じたのは恐竜骨格です。ティラノサウルスの骨格がこんなに間近に見られる博物館は他にないでしょう。
僕の地元の名古屋市博物館でも時々恐竜展をやるのですが、毎回高い割に見どころがなくて行く度に残念な気持ちになって帰ってきます。しかし国立科学博物館ではこれらが常設なのです。しかも密集度がすごいです。今にも戦いを始めそうな近さには、どこにカメラを向けていいのか迷うほどです。
バーチャルツアーではこう見えます。
こちらはマンモス。
見たいものがここには必ずあります。
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欠点は探しにくいところ
骸骨だって豊富あります。なんだかガイコツってソソりませんか?人間ってこうなってんのか~、という純粋な興味なのか、もっと深層心理にある変な興味なのかはわかりませんが、僕はすごく好きです。ミイラとかもいいですよね。こんな風に人類の進化を見ることもできます。子供たちには刺激が強すぎるかも知れませんが、たくさん人がいるところで見ればあまり怖がることもありません。
もちろん全てVRで見られますが、唯一の欠点が探しにくいこと。この展示がどこにあるのか、すぐには見つけられませんでした。
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動物園よりも効率的
恐竜と並んで国立科学博物館の魅力は動物のはく製たち。こちらも恐竜と同じく、密集度と近さがハンパありません。上野動物園に行くのがバカらしくなるくらい効率よく好きな動物を見ることができます。このはく製たちは本当にすごいですから、これを見るためにだけに科学博物館に行く価値があります。
VR画像で見るとこうなります。
別の階にある海の生き物たちの標本も圧巻。
ここ国立科学博物館は全ての分野においてコレクションが他の博物館を圧倒しています。さすが東京の「国立」と付く博物館なんだなぁと思わされます。ここを凌ぐ博物館は日本にはないと思います。全てにおいて他を圧倒的に凌駕しています。
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二度目以降はバーチャルで
国立科学博物館がバーチャルツアーを始めたと聞いて早速見てみたんですが、一度行ったことがある、しかも最近行ったというのも手伝って、ものすごく楽しめました。ただ、一つだけ思うのは「一度行ったことがあるからこそ楽しめるんじゃないか」ということ。逆に一度も行ったことがなければ楽しめないんじゃないかということです。やはり一度見ているからこそ、「あ、こんなところがあったな」とか「あの展示、もう一度見てみたい」と思うわけですよ。
と言ってしまうと一度も行ったことがない人が泣いちゃうんですが、そこんところだけ目を瞑ってもらうと、一度行けばあとはバーチャルでいいんです。一度行けば、どこに何があるかとか博物館内の規模感や空気感、そこで得られる感動を大体把握できているので、もう一度見たい時には現地に赴く必要はなく、バーチャルで見れば、ほぼ実地に行ったのと同じ効果が得られると思うんです。
(個人的には現地を知っている1と全く知らない0との間には大きな違いがあると考えています。)
これってすごく効率がいいと思うんですよ。も遠方からの訪問者にとって交通費や宿泊費を掛けずに行くことができますので、かなりのアドバンテージです。
今回のバーチャルツアーは入館料だけで維持しているわけではない「国立」だからできる業なので、これを一般の全ての博物館や美術館でやるのは無理だと思いますが、なんだか一つ大きな可能性を秘めた事業だなと感じました。
もしかしたら静的なものを楽しむ娯楽は遠隔へと移行していくのかも知れません。アフターコロナの1つの解を見た気がしました。
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