攻めるスカイマーク
10月25日から始まった2020年/2021年の冬スケジュール。スカイマークが新規路線を開設しました。羽田、神戸、那覇の3空港から下地島へ。下地島はかつて各社の操縦実地訓練に使われていた空港(今でも一部使用)で、民間定期便の就航はありませんでした。しかし2019年、新しい旅客ターミナルがオープンしジェットスターなどのLCCが就航しました。隣接する伊良部島と宮古島とは橋で結ばれているため、
下地島は宮古島のセカンダリ空港
としても機能しています。空港の名前もみやこ下地島空港ですし、スカイマークの路線としても宮古島(下地島)ということで、下地島の方が括弧の中という扱いです。
そんな下地島へスカイマークが攻め込みました。一気に3路線を開設です。南の島のリゾートはコロナ禍でも需要が見込めるということでしょう。
羽田は関東、神戸は関西方面からの直行便需要、那覇は日本各地からの乗り継ぎ需要がメインかと思われます。今回の3路線の同時開設により日本各地から下地島、すなわち隣の宮古島へのアクセスが可能になったわけです。
時刻表は上記の通り。これを見ると下地島への初便となるのは那覇からの便になっています。羽田からの便がやはり目立つので初便っぽいんですが、近くの那覇から飛んでくるSKY541便が初便なんですよね。
というわけで、今回は中部から非常に上手く乗り継げる、那覇=下地島線の初便の様子をお伝えしたいと思います。
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初便ムードは低め
というわけで、セントレア8時発のスカイマーク便に乗り込み那覇空港に到着。ゲート前はさぞかし盛り上がっていることだろうと思いきや、こんな風に就航を記念するロールカーテンみたいなヤツとか看板とかはあるものの、意外と初便感は低めでした。
羽田発の方がやはり盛り上がるんですかね?那覇空港では特にセレモニーらしきものはありませんでした。
それでも初便マニアの皆さんは多めでした。入れ代わり立ち代わりこんな風に撮影してました。
ほんと入れ代わり立ち代わり。
11時10分発「下地島」の文字がなんか新しい感じですねぇ。
搭乗が始まるとボーディングブリッジ入口では記念品の配布がありました。
機材はJA73NU。
これ、中部からの便と同じ機材なんですよ。中部=那覇=下地島というオペレーションをしています。つまり中部からは非常に効率よく乗り継げるということ。羽田よりも早く下地島に着く中部にアドバンテージがあります。な~んてたまには、いつも後回しにされがちな名古屋にもメリット欲しいですよね。
ってことで今回僕はなんか「やった、東京に勝った」みたいな気持ちで下地島に乗り込みました。
僕の座席は翼の上!予約開始時、窓側からザーッと埋まって取れたところがここでした。なかなか厳しい位置でした。
初便らしい演出として横断幕でのお見送りがありました。
しかーし僕の席は右側!
全体に何が書いてあるのかよく分からず。
こんなレベルしか撮れないのでした…。結構ショックです…。
でも、降りた時に声を掛けて下さったフォロワーの方からご提供を頂きました。むちゃくちゃありがたいです。
ありがとうございます!
ちなみに記念品はこんなでした。
ポストカードタイプの搭乗記念証。観光案内。紙で作る飛行機。フライトタグ、そして時刻表と。
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乗ってしまえばあとは同じか
初便ってのは乗る前が9割でして、搭乗ゲートを過ぎてしまえばあとは普通のフライトなんですよね。さすが、初便とあって結構搭乗率が良く9割方埋まっていたような感じです。
機内サービスはスカイマークがネスレとコラボしてやっているキットカット。このブログでも何度も言っていますが、スカイマークはLCCではありません。ドリンクだっておやつだって出るんです。(一部有料メニューあり)
下地島へは南からのアプローチとなったんですが、一旦空港上空ハイステーション通過後の左旋回で進入。予想外の進入方法にまたもや右側であったことを後悔。と言っても仕方がないので旋回外側の空だけ見ながら気持ち奮い立たせていました(涙)。
というわけであっという間に下地島でして、遠くに見えているのは伊良部島と宮古島を繋ぐ橋。これのおかげで宮古島にダイレクトで行けるようになりました。
まっ平らな下地島、まだまだ未開発な下地島、そして美しすぎる海を右に見ながらアプローチ。
初便定番のウォーターキャノン(消防車による放水)で大歓迎されたのでした。やはりこの放水はたまらんですね。
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リゾート過ぎる下地島空港
下地島空港に到着。実は初めて来たんですが、リゾート感がすごいですね。噂には聞いていましたが来てみてビックリな感じでした。もちろんタラップで降機です。
皆さん記念撮影に勤しんでます。
「たんでぃーがーたんでぃ」ってどういう意味ですか?
そしてこの木々の中を到着ロビーまで歩いて行くという演出。これ、なんかすごい感動しちゃいました。
飛行機を振り返るとこんな感じ。
ターミナルに入るとプールが目に飛び込んできます。到着した瞬間からリゾート感ありすぎ。
こちら手荷物受取所。カラフルですねぇ。
外に出るとお土産品の配布がありました。アルコール消毒液とか、マスクとか、熱がある時の電話先とか、すごいコロナ感のあるお土産にビックリしました。
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今回のスカイマークの功績とは
ということで搭乗記はここまでにして、真面目なことを言いますと、、、今回の那覇からの初便、何が意義深いかというと、名古屋から那覇経由で乗り継いだ便が初便だということです。東京よりも神戸よりも名古屋から乗り継いだ那覇からの便が最も早く到着する。いや、別に名古屋の優位性を説いているわけじゃなくてですね、、、(笑)
このことが何を意味するか分かりますか?
スカイマークは特定の都市からの便を開設したわけじゃない
と言うことなんですよ。つまり、
日本各地から宮古島(下地島)へのアクセス経路を作った
ということなんです。ジェットスタージャパンが成田や関空からの直行便を開設したのとは大きく意味合いが異なります。スカイマークの下地島への3路線の同時開設によって、宮古島が一気に近くなったということなんです。宮古島、伊良部島には高級ホテルがたくさんありますので、これからもっともっとリゾート地としての知名度や選考度が上がって行くということですね。
実は僕もこれから超素敵なリゾートホテルに泊まりに行くんです。そんな人がこれまで以上に増えるということなんですよ。スカイマークの下地島への就航の功績は大きいですね。
というわけで、スカイマーク下地島初便の超速レポートを終わります!(誤字脱字ご容赦)
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