ANAロゴ入り737に当たる
先回記事では最新の737－800の機内を紹介ました。そしてウィングレットにANAのロゴが入りつつあることを書きましたが、先日中部＝羽田線に乗りまして、まさにそのANAロゴ付き機体に当たりましたので、またその話題で書いてみようと思います。
乗ったのはNH86便。朝7時半発の羽田行きです。東京や羽田に用事がある時は、必ず乗っるヤツです。朝が早いので非常に便利なんですよね。羽田に9時前に着けるのはかなりのアドバンテージです。
機体はJA71AN。(羽田到着後に撮影)
この機体、シートは旧式なんですが、
ウィングレットにはロゴ付きの機体です。隣の737－800の尾翼に重なるとどっちが尾翼なのか一瞬わからなくなりますね。
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どちらがフォトジェニックか
で、今回の話題はと言うと、、、もう結論から言っちゃいましょう。ロゴありの方が断然写真が映える
ということです。そして映えるというのはどういうことか考えてみたいと思います。
離陸直後に東に針路変更したところ。
こちらは過去同じような左旋回で撮影したもの。(背景も太陽光の当たり方も違うので、単純比較は難しいですが…。)
断然、ロゴありの方が映えますよね。「おっANA！」と言う感じで、見ごたえのある写真になります。
遠くに富士山が見える構図。
こちらは浜名湖と遠くに見える富士山を入れた構図。
どうでしょう？やっぱりロゴありが断然いいですよね。
こんな風に上の方にウィングレットを入れて富士山を翼の下に配置すれば「日本の翼ANA」なんてフレーズがとても良く似合う絵になります。
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羽田34R降りは珍しい
羽田に近づくと何となくいつもとコースが違うような…。
そう、海に突き出したRWY05/23を横断しながらRWY34R(C滑走路)に降りました。中部＝羽田便はいつもRWY34Lに降りるので、ちょっとした驚きでした。
A321がタキシーしている横をランディング。奥には沖止めされている機体(運休中のヤツ)がズラリと並んでいますね。
こちらは過去に撮影したRWY34L降りの写真。別の滑走路ですがウィングレットなしだとこんな絵になります。やっぱりロゴ入りがいいですよね。
そして66番スポットに到着。隣の737－800(JA51AN)はロゴ付きのスタアラ塗装でした。塗装を変えるとき、ついでにウィングレットも塗ったんですかね？
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ウィングレットは撮られるもの
ANAロゴ付きウィングレットの737－800が増えてきた背景って、ANAの中での統一感というのもあるんでしょうけど、もしかしたら素人に航空会社を宣伝してもらおうという背景があるんじゃないかと思うんですよ。767やA320neoでロゴ付きのウィングレットが導入されて久しいですが、離着陸時の電子機器の規制が撤廃されて、SNSが生活に浸透した現状では、乗客に写真を撮らせて発信してもらうのが一番節約できる広告なんじゃないかとエアラインの裏側では思われている気がします。
皆が機内で写真を撮っても単色のウィングレットだとどこの航空会社かわからない。「どこの航空会社？」という話題にもならないわけです。でもANAと書かれたロゴがあればANAとすぐにわかって宣伝になる。このSNS全盛期、ウィングレットは1つの広告塔なんですよね。
他のエアラインでも例えばエアドゥなんてとても可愛らしい絵が描かれていまして、断然フォトジェニックです。
スカイマークだってハートやスペードなどのトランプの記号、そして音符やサクランボまで登場している。同じ737を運航するANAとしても負けていられないんじゃないかなと思います。
元々空力的にはウィングレットって誘導抵抗を減らして燃費を良くしようというデバイスですが、そんなこと一般の乗客にとってはどうでもいい話です。ウィングレットのもっと大事な役割はウィングレットを撮ってSNSに上げてもらうことなんですよ。
「今さら何を」と言われてしまいそうですが、僕はANAロゴ入りのウィングレットを見て、「そうか！写真を撮ってもらうためにロゴ入りなのか」と合点がいきました。
やっと気付いたウィングレットの本当の役割でした。
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