イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

量を追い拡大を続けてきた旅行業界のバブル崩壊を感じた緊急事態宣言中の沖縄国際通り午後6時半。

この観光客の少なさは壊滅的

お盆休みに沖縄へ1泊2日で行ってきました。去年のお盆休み期間は緊急事態宣言に見舞われて大変な状況だったんですが、今年も同じように緊急事態宣言のお盆となってしまい旅行業界の人達には最悪の夏休みになっているんじゃないかと思います。


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こちら国際通り入口となる、ゆいレール県庁前駅。


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国際通り入口です。


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夏休みシーズン、お盆休み中というのにこの閑散具合には驚きました。これ、午後6時半の様子です。コロナがなければ、「さぁここからが本番」とばかりに客引きやら何やらがたくさん路上に溢れてくる時間なんですよ。

でも、そんな気配は全くなし。

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それなりにタクシーや車は通るんですが、


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すぐにいなくなってしまって元通りの閑散具合に。


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閉まっているお店も目立ちます。


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もちろん開いている店もありますが、全然お客さんが入っていないですよね。


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2年前ならば、この辺りは外国人含め観光客でいっぱいだったのに、2年連続でこの状況だと今後沖縄県の観光業はどうなって行くのか非常に心配です。

それでもお盆休み期間中、航空各社の予約は結構入っていると聞きます。もちろんそれは日本発着の国内線に限った話ですし、7割程度に減便した後の予約率の高さだと思われるので、実質お客さんはそんなに戻っていないということですよね。

もう1つ、国際通りの様子を見て気になったのは、もう繁華街に出向くような旅行スタイルは終わったんじゃないかということ。つまり好調な夏休みの予約客は旅行先で籠っているということです。旅行客の大半は繁華街には出てこず、滞在型のホテルで過ごしているんじゃないかと想像がつきます。

よくよく考えてみると、繁華街に行っても別に面白くも何ともないじゃないですか、質の悪いお土産屋さんが並び、大して美味しくもない沖縄料理屋さんで「なんちゃって」の沖縄旅行ムードを味わう。

もうそんな過ごし方は楽しくも何ともないんですよ。昔は観光バスで定番の観光地を巡って「皆で同じ経験をして、行った事実を作る」という旅行スタイルが流行った時代もありましたけど、もうそんな楽しみ方は古いんです。観光客それぞれの沖縄の楽しみ方がある。つまり、それぞれ沖縄に対する価値感が違うということです。

でも、外国人観光客がいたからこそ、そういう古いスタイルでもまだ成り立っていたんですよね。日本語ができない(言葉の壁のため完全に自由に旅行ができない)外国人は、こういう繁華街に向いていたんじゃなかろうかと。まるで日本人がヨーロッパに出掛けて朝から晩までバスに揺られて観光地を巡り、大して美味しくもない現地の提携レストランで食事をするように。これまでそれで成り立ってきた。

閑散を憂いつつ大した観光資源もない国際通りを見ながら、このコロナ騒動は、不本意でありながらも「そんな旅行スタイルはもう終わったよ」と突き付けられているような気がしました。

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ひめゆりの塔前は壊滅的

ということは、コロナ中に閑散とする観光地を見ながら思っていたことなんですが、実はその思いを一層強めたのが、ひめゆりの塔でした。


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こんな風に駐車場があって、ここには大型バスが停められる駐車場があるんですが、とにかくガラガラ。自家用車スペースですらガラガラでして…。


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道路を挟んだところにある駐車場もガラガラ。そして駐車場を囲むようにあるお店は一軒も開いていませんでした。


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閉まっている店を見ると、何だか悲しい気持ちになるものの、かと言ってこういう所で食事をする気にはなれません。たまたま時間がなくてとか、子供がぐずるからとか、そんな理由以外では食べたくないんですよ。だって観光地に建つレストランは大して美味しくないからです。(もちろん中には素晴らしいところもあります。)

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時代は確実に変わって行く

「爆買い」をしてくれる外国人観光客に頼り、とにかくそこに店を開けばいくでも儲かったという時代。つまり質を重視せずにとにかく量だけを追い求めてきた時代は終わったんですよ。

よく言われていることですが、これからますますプライベート空間を重視した高級ホテルが流行り、中途半端なビジネスホテルやシティホテルは消えて行く。食事も然り。本当に美味しいところだけが残り、中級以下の観光客だけをアテにしていた大衆店は消えて行く。

つまりはコロナによって

バブルが崩壊したんです。

誰もが信じて疑わなかった旅行業界の永続的な発展は儚い夢だったということ。どんどんと観光客が増え、どこもずっと儲かりまくりなんて話はウソだったんです。

今後、需要が戻った際には、今あるホテル、レストラン、居酒屋、お土産屋さんなどは新しいニーズに合ったスタイルに総入れ替えされるんでしょうね。本当に必要とされる場所だけが生き残り、それ以外は完全に新しくなるんだと思います。

まさに、

諸行無常

盛者必衰

そんな思いを強くした沖縄1泊2日だったと思います。

(ついでに言っておくと、自身のブログも構造は全く同じで、古いスタイルのまま、古い価値観のまま続けている以上、衰退は確実なのかなぁと、身につまされる思いがしました。)

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