イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

コロナ禍で旅行するなら予約のタイミングはいつがよいのか。【他人と同じ行動は決してとらないこと】

空気こそが重要と改めて実感

この9月の4連休、初日は羽田発の国内線がほぼ満席など、旅行需要が活況という報道がなされています。コロナが始まってから最高の利用者数を記録したそうで、これを機に需要が戻って行けばいいと思っています。


f:id:flyfromrjgg:20200920081606p:plain

今回の需要急増の背景には感染者数減のタイミングに、Gotoの10/1以降東京解除が重なり、一気に楽観ムードが高まったことにあると読めます。Gotoの解除発表に予約が急増したという事実を聞いて、正直「まだ始まってないのに…」と思ってしまったんですが、旅行の需要回復には「旅行に行ってもいいんだ」という空気こそが重要だというのがよくわかりました。

この記事に書いた通りです。

flyfromrjgg.hatenablog.com

人々は常に周りに合わせるという行動をとるわけで、逆に周囲が「旅行に行ってもいいんだ」と思い始めれば、それに流される可能性が高いと言うことです。

人々がいかに論理ではなく心理で動いているかというのがよくわかります。だって感染者数で見れば、よっぽど4月、5月の方が少なかったのに、人々はこの4連休に活動を活発化させているわけですから。

スポンサードリンク


この4連休が最も危険

という喜ばしい事態なんですけど、僕は若干の恐怖を感じています。皆が一気に遠出を始めるということは、感染が拡大することを意味するからです。

これ、あと1週間くらいすれば、感染者急増という事態が発生するのは間違いないですよ。今まで感染者が増えているので「旅行は控えたい」と言っていた人が、感染者が減っているから「旅行に行くなら今しかない」と一斉に行動を同調させた結果はどうなるか、誰にでも容易に想像ができます。

この9月の4連休は、

コロナ後で最も危険な4連休

と言えます。でも少なくとも羽田空港の混雑からはそんな雰囲気は一切感じられませんでしたが…。

来月くらいには感染者数がグッと増えて、また自粛ムードが漂うかも知れません。航空需要が増えたのは一瞬だけ。また利用者の減少に苦しむ状況が見えます。

スポンサードリンク


今予約してはいけない

さて、4連休の分析はこのくらいにしておいて、Gotoトラベルのコツについてお話しましょう。

今回の4連休のように一気に楽観ムードが漂うと、皆「旅行に行きたい」となって旅行の予約を始めてしまいます。それが一番よくない行動です。投資をやっている人ならばわかると思うんですが、皆が株を買っているときに買ってはいけないんですよ。皆が買っているということは値段が高くなっているからです。賢い投資家は皆が恐怖におののいて売りまくっているときに買うんです。

僕自身、幾つかホテル料金のモニターをしていまして、ここ1か月くらいで宿泊料金は大きく変動しています。今回の東京追加で値段が上がった印象があります。予約数が増えているからなのか、単にホテル側が料金を吊り上げているからかはわかりませんが、何となく上がっています。

(ちなみに僕は一休.comを常に見ています。一休では一定水準以上の、まさにGotoで泊まるとお得なホテルが探しやすいからです。)

例えば、とある日程で沖縄のハレクラニをモニターしていまして、3.2万(8月中旬)→2.8万(8月下旬)→4.2万(今)と推移しています。(Twitterでも同じことをつぶやきましたが、自分の予約履歴から時期の間違いが判明しました。ゴメンナサイ。)

8月末にハレクラニは一休でポイント増キャンペーンをやったので3.2万から2.8万円に下がっています。お盆の自粛ムードがキャンセル増を招いて危機感を抱いたのか、一瞬だけセールをやったんですよ。僕は実はそのタイミングで2.8万の料金で予約しました。

というように8月のお盆の調子が悪かったからか、その後安くなった。そして今、予約が好調なので高くなっている。というのが実態かと思われますので、今予約するのは賢くないです。

スポンサードリンク


感染拡大のタイミングが狙い目

じゃあいつ予約するのが得策かと言うと、これは間違いなく感染が拡大して需要が減っているときでしょう。お盆の旅行需要が壊滅的だったのは、7月、8月に感染者が急増したからでして、予約するならばそんなタイミングがベストなわけです。

また、先日ANAでは8月末にスーパーバリュー(早期購入割引)のセールがありました。感染拡大のタイミングではセール価格も大いに期待できるということがわかりました。

flyfromrjgg.hatenablog.com


そして旅行をするのも感染者が急増しているときの方が人出が減りますので、最も安全に旅行ができるはずです。お盆に旅行した人はとても賢いですよね。

投資の格言に、

人の行く裏に道あり花の山

というのがあるんですが、まさにその格言通り。コロナ禍の中では、他人とは逆の行動をとるのが料金的にも感染リスク的にも正しいんです。

全然関係ないかも知れませんが、例えば近所で殺人事件があると人々はものすごく警戒するわけですけど、警備が最も厳しい事件直後が一番安全で、少しの間何もなくて「もう安心だ」という頃が一番危ないと思うんですよね。

人々の心理は実に不合理だなぁとつくづく思います。

で、もう一度書くと、予約するのも旅行するのも感染拡大のタイミングがベストです。

ただ、予約するタイミングは常に現在なので間違うことはないのですが、旅行するタイミングは未来なので難しいです。例えば来年1月の時点で感染拡大しているかどうかなんてわからないですよね。なので旅行タイミングについては運を天に任せるしかないと思います。

とは言え1~2ヶ月後の予測はある程度できると思うので、今後2ヶ月の動きを予想してみると、この4連休が終わり感染者が増え始める10月上旬~中旬頃に予約するベストなタイミングような気がします。

その後はどうなるでしょうね?11月の3連休くらいには若干感染が落ち着くかも知れないので、その頃になると人が増えだすかもはずです。まぁその辺りの未来予想は難しいですから、安く予約できたのなら、そのまま行ってしまいましょう。

スポンサードリンク


今は全てがフレキシブル

幸いなことに今は航空券はほぼ自由に変更可能、ホテルも返金不可プランは少ないですので実質キャンセル可能。なのでかなりフレキシブルに動けるはずです。予約をしても嫌ならやめればいいので、とりあえず料金が安くなったら予約を入れておくのがいいでしょう。


f:id:flyfromrjgg:20200920235624j:plain

航空券に関して言えば、ANAはキャンセルこそできないものの、日付だけでなく路線まで変えられます。一方のJALはANAよりもユルく、払い戻しすると大損するような航空券タイプでもキャンセルできちゃいます。

という異常事態の中では圧倒的に消費者が有利なため、今であれば感染状況を見ながらほとんどキャンセル料を取られずに旅行の決行、延期ができるわけです。そしてキャンセルが簡単にできるということは、旅行業界側としてはグッと空きが出るために、その空きを埋めようと安値攻勢をかけてくると言うことですから。

何度も言っていますが、感染拡大のタイミングが予約をするにも旅行を実行するにも最も賢いと言うこと。人々の裏をかくのが最も戦略的ということです。

妙な空気に流されず、賢く旅行をしたいものです。

スポンサードリンク


flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

flyfromrjgg.hatenablog.com

ブログの内容は個人としての発言であり所属する組織・団体とは一切関係がありません。