イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

久々にANAとJALの国内線の予約画面を見てみた。知ってはいたけどこのままだとホントマズいよ。

適当に国内線を検索

どこに行くわけでもなく、超久々にANAとJALの予約画面を開いてみて、適当に検索してみました。大幅に減便されていることは、Twitterやニュースを見てもちろん知っていたんですが、いざ自分の目で見てみると、「ウソっ!こんなに便が減ってんの?」と驚きました。

恐らく今年の5月が減便のピーク、6月は若干復活気味と聞いていますが、今の時期が過去最低レベルには変わりがないと思いますので、「コロナ禍の記録の一つとして」という思いで記事にしてみました。

ひとまず僕の地元であるセントレア発着のよく行くところで見てみました。全て6月6日(土)の予約画面です。

名古屋(中部)=札幌(新千歳)

まずは新千歳から。


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ANAの中部=新千歳の便は1日6便あるところが半分の3便のみの運航です。2便はANA、1便はエアドゥ便。エアドゥ便を削ってしまわないところに「潰すまい」という姿勢が見られます。羽田の発着枠にも関わりますからね。

パッと見ると半減ですが、よく見ると真ん中の便はQ400での運航。Q400は74席ですので、166席の738からすると半減以上です。つまり路線全体としても半減以上の輸送力減ということがわかりますね。

余談ですがQ400はターボプロップ機(プロペラ機)で飛行速度が遅いため、所要時間が2時間5分と20分~25分余計に掛かっています。やはり国内線短距離で飛ぶ飛行機であることを実感させられます。

続いてJALの中部=新千歳。


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なんと1便のみ。機材は変わらず73H(737-800)です。

JALは減便後の表示しか出ませんので、普段何便あるのかこの画面ではわかりませんが、同路線は1日に4便ありますので、それが1便になっているということは輸送力75%減です。JALの方が鋭いリストラをやっている印象です。

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名古屋(中部)=那覇

続いて中部=那覇。この路線はセントレアの中でも唯一といいっていい双通路機767が入る路線です(成田便除く)


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ANAは1日4便あるところを2便に半減させています。ここでもソラシドを1便残していますね。潰れないようにという配慮が垣間見えます。

この路線、通常は朝一の便は767による運航ですので、輸送力は767の270席から738の166席へ約4割減となっています。


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JALの中部=那覇線は札幌と同じく1日4便のところを1便に減便。こちらもJALの方がリストラレベルが高いです。

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名古屋(中部)=東京(羽田/成田)

引き続きよく利用する東京便。羽田と成田があります。


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ANAの中部=羽田は1日1便ですが、機材が738からQ400へ小型化されており、実質の供給量半減となっています。


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JALの中部=羽田は朝と夜1日2便ありますが、夜の便だけ飛んでいます。

ちなみに成田はと言うと、


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ショ~~~ック!

1日3便もあったのに現在は運休中です。JALも同じく運休中。

成田への接続便が復活することが海外旅行が解禁されることと同じだと考えているので、早い復活が待たれます。

成田から海外に飛ぶことは叶わなくても、成田へ写真を撮りに行くことすらできなくなってしまったコロナが憎らしいですね。

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東京(羽田)=那覇

ちなみに羽田便も見てみたんですが、幹線は便数が多いためキャプチャーするのが面倒でして…。とりあえず羽田=那覇線だけ載せておきますね。


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12便のうち7便が欠航し、5便のみが運航されています。ただ、こちらはあまり機材の小型化は行われていないように見えます。737やA320が飛んでいてもおかしくないとは思いましたが、全て双通路機が飛んでいます。

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特典航空券は余裕で取れるのか?

減便せざるを得ないくらい旅客が少ないので、「マイルで乗るのは余裕じゃないか?」と思って、特典航空券枠も見てみました。


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こちらが中部=新千歳の空席状況です。6/6(土)は全便満席ですね。開放していないのか本当に乗る人がいるのかわかりませんが、直近の土曜日はさすがに札幌は無理でした。

乗客が少ないため減便するんですが、減便すると1便あたりの乗客は増えるのでマイルでの取りやすさは変わらないのか?とも思います。


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同じように中部=那覇も見てみたら、こちらは6/6(土)にも空席がありました。

どうなんでしょう?特典航空券が取りやすくなったかはもう少し見てみないとわかりませんが、基本的には取りやすくなっていると思います。何せ旅行はまだ解禁されていませんからね。

夏休みの航空旅行は絶望的か

この減便状態、6月いっぱいは続きそうですが、7月になったらどうか。ほとんどの県で6月19日から県をまたぐ移動解除となるわけですが、解除となったらそれだけで客が戻って来るのか、まだまだ期待薄なところがあります。

そしてその後に控えているのがエアラインの一番の稼ぎどころと言われている夏休み。早期購入割引で既に手配済の方も多いと思います。果たしてこのまま夏にかけて需要が増えていくのか気になるところです。

政府が「Go To Travelキャンペーン」を夏休みの始まる7月下旬からやるとかやらないとか噂が流れていますが、緊急事態宣言を解除したとたんに感染者が増えているような現状で、「政府が本気で人を各地へ移動させる方策を取ってくることは考えにくい」と思えてなりません。

旅行を解禁したから感染者が全国に広がったなんてなったら、批判の矛先は政府に行くわけでして、責任回避のためにも政府は保守的にならざるを得ない気がします。

また、各自治体で行われようとしている夏休みの短縮も夏の旅行需要にブレーキを掛ける要因の一つだと僕は考えています。自治体によってはお盆の前後しか夏休みがないというところもありますので。

そうなると、やはり夏休みの航空旅行は絶望的でしょうか?僕は若干悲観的に見ています。解禁しつつも様子見となるような気がしています。「飛行機に乗って旅行に行かなくても、、、県内で遊ぼうか、、、」。今のムードの延長線で行くとそうなるでしょう。ますますエアラインにとって苦しい経営が続くことになり、いよいよ窮地に立たされることになります。

このままじゃマズいっすね。

どうしましょ?どうにもできないですけど、何か焦りみたいなものを感じます…。

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