イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

3年ぶりの開催だったけど、初めてのさっぽろ雪まつりに失望。有料でいいのでスポンサーをなくして大規模にやるべし。

生まれて初めての雪まつり

僕、子どもの頃からさっぽろ雪まつりに行ってみたくて仕方がありませんでした。当時、冬の札幌には家族で何度も何度も足を運んだんですが、雪まつりは一度も経験がありませんでした。2月の土日に札幌なんて到底行けなかったんですよね。

大人になってからも、行こうと思うものの航空券は高いしホテルも異常に高いという壁に阻まれいつも断念。そして、コロナで飛行機が取りやすくなったと思えば2年間の中止と、なかなか行くチャンスに恵まれませんでした。しかし今回、セントレア初の朝一の便と新千歳発の最終便がANAのセール運賃の7,500円台で取れたので生まれて初めて雪まつりに行けることになりました。

この日の札幌の天気はとても穏やかで、氷点下で寒いものの冬の嵐のような天気にはならず、とても雪まつり日和でした。


途中北海道に差し掛かると函館がよく見えました。


まもなく着陸。新千歳は曇り空でしたが、吹雪とかじゃなくて良かったです。こんな天気なら雪まつりは十分に楽しめそうですね。

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大通りは雪像、すすきのは氷像

雪まつりの会場は大通、すすきのに分かれていて、まずはすすきのに行ってみました。大通は雪像、すすきのは氷像というそんな棲み分けみたいです。


ここは「SUSUKINO ICE WORLD」。道路の真ん中に氷像が並んでいました。


お昼は車の通行があるので歩道からの鑑賞となります。(夜は歩行者天国)


氷の中に魚やカニが埋まっている「すしざんまい」の氷像。


NIKKAオジサンの宝船。


ちなみにNIKKAオジサンとはすすきのにある有名なこの看板の人です。


道路の中央にある北海道のSUSUKINO ICE WORLDの大きなモニュメント。

雪まつりと言えば大通公園の大型雪像という印象しかなかったので、すすきのの氷像は結構な盲点でした。小規模ではあるものの氷像もいいですね。ピカピカで本当に美しいです。

というわけで、すすきのの氷像コーナーを駆け足で見て大通会場へ向かいました。

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意外とガッカリの大通会場

さて、ここからが雪まつりの本番。大通まで歩きました。大通にはさぞかし大きなオブジェが所狭しと並んでいるんでしょう。子どものころから憧れてきた雪まつりだけに妄想だけが膨らみます。


大通に到着。


テレビ塔の方角を見ると、あれ?こんなもん?小さな雪像がずらりと一周並んでいる姿はありましたが大きな雪像がありませんでした。なんか変だな?と思いましたが、気を取り直して西の方へ行ってみましょうかね?


途中小学生の遠足と思しき風景に出くわし大混雑。とは言え、全然混雑していませんでした。もっと混雑していると思っていたので拍子抜けでした。平日ということもあるんでしょうか?

あと、外国人の多さにはビックリでした。ギャラリーの3分の1くらいが外国人じゃないかという感じ。コロナが始まってこんなに外国人を見たのは初めてです。ただ、全体的にはとても空いている感じで、例年の混雑がわからないので何とも言えませんが、「ガラガラ」と言ってもよいくらいの混雑具合だった気がします。


ティラノサウルスとカムイサウルスの雪像。なかなかよくできていますね。


続いてサラブレッドの雪像です。


マレーシアの方が自国の国旗を広げて写真撮影していますね。こんな光景が見られるようになったのは入国制限が緩んだからなんですが、中国線の便数をはじめ全体的に便数を増やさない限り、本格的なインバウンド回復は期待できないでしょう。


なお、上の西洋館風の雪像は英国のエンブリー荘というナイチンゲールが過ごしたという別荘らしいです。そんな建物が雪まつりに何故出てくるかというと、3年ぶりに雪まつりが開催できるのはパンデミックと戦った医療従事者たちの尽力のおかげというストーリーのようです。

しかし微妙なメッセージですね。雪まつりが中止になったのはパンデミックのせいではなく、報道に煽られた民衆の集団ヒステリーのせい。こうして3年ぶりに開催できるのは、医療従事者の尽力のおかげではなく、人々がコロナを茶番だと言える空気になってきたからです。(茶番に気が付いているのに、まだ感染対策を取り続けるおかしさは否めませんが。)

コロナ騒動の沈静化を医療従事者の尽力とか、そんな美談で片付けるのではなく、我々は自らの振る舞いを見つめ直し、様々なことを感情的ではなく科学的に判断すべきだったと、そして行動自粛やその他数々の感染対策は無意味だったと反省すべきでしょう。

確かに医療従事者の方々は様々な制約(謎ルール)の中、頑張ってくれたと思っています。しかし、雪まつりが開催できるのは医療従事者の努力によるものではありません。全くの筋違いです。

こういうニセモノの感謝メッセージなどはむしろ医療従事者の心には届かないんじゃないでしょうか?むしろ医療従事者の方々は、コロナは特定の医療機関でしか診られないとか、いちいち防護服を着ないといけないとか、濃厚接触者のルールのせいで出勤できない、とかそういうのを一刻も早くやめて欲しいと思っていたのではないでしょうか?


続いてはこちらの豊平館(ほうへいかん)。本物は中島公園にあります。と、知ったかぶりをしていますが、ここに来るまで僕は豊平館という重要文化財を知りませんでした。


そして途中、小さな雪像が並ぶゾーンがありました。


すみっコぐらし。


大型でも小型でもないキツネダンス像。


そして最後は日ハム新庄監督とエスコンフィールド像。北広島にできるFビレッジにはかなりの期待を寄せています。プロ野球にはあまり興味がありませんが、球場内にあるホテルには泊まってみたいと思っています。氷像にもTower11という形でホテルが作られていますね。

ここで大通公園の雪像は最後。実は拍子抜けしてしまいました。一つ一つの雪像は「こんな大きなものをどうやって作るんだろう?」とか「作る人の技術はすごい」とは思うものの、なんと言うか「これだけ?」という感じなんですよね。

もちろん「無料でどこまでやれるか」というのはありますが、雪まつりって例年すごい人で、飛行機もホテルも満席・満室で超高いというイメージだったので、「そんな大人気のお祭りなのにこのボリュームなのか?」と思ってしまいました。(作ってくれた人に失礼だという批判は覚悟して受けます。)

子供の頃からずっと見てみたかった雪まつりなので、勝手に妄想が膨らんでいたのかも知れません。妄想と現実のギャップが大きかったんでしょうね。

いずれにせよ、「想像より規模が小さかった」というのが初めて雪まつりに行った感想でした。大雪像は5体のみ、もっと雪像同士が近くて所狭しと並んでいる様子を想像していたので、ガランとした具合に少し失望してしまいました。(この辺りは僕の勝手な想像なので印象には大きな個人差があります。)

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雪まつりは断然夜がいい

さて、もう帰る時間。札幌駅18時発の快速エアポートに乗らないと帰りの飛行機に間に合いません。というわけで夜景になり始めた17時から再び夜の雪まつりを鑑賞し始めました。


夜景はFビレッジのエスコンフィールドから行きましょう。夜景ではライトアップされている分陰影がついて綺麗に見えますね。


豊平館は一瞬ホワイトハウス見えてしまうという変な錯覚が起こりました。わかりますかね?


こちらナイチンゲールのエンブリー荘。虹色ライトアップでとても綺麗でした。


競馬場の氷像。こちらも紫色にライトアップされて幻想的。


恐竜も夜に見る方が迫力がありますね。凹凸がしっかりと出て背中の模様も良く見えます。


そして札幌駅からすすきのへ繋がる南北道路沿いには大谷翔平の雪像がありました。こんな表情までどうやって雪で作るんでしょうね?

雪まつりは断然夜景が美しいです。昼に一度見て落胆し、自分の中の基準が下がっていたので、夜はすごく楽しめました。見に来るなら夜だと思います。

あと、こちらはおまけ。


手指消毒室。どんな「室」やねん!って感じで笑ってしまいますが、恐らく今年だけの部屋です。こんなユニークな部屋があるのも最初で最後でしょう。雪まつりに来て、どんな目的で手指を消毒する必要があるのかが理解できません。もう、対策をすること自体が目的化しているんですね。

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夜の氷像もいいけど広告がうるさい

大通会場で止めて札幌駅まで戻るつもりでしたが、まだ時間があったので大急ぎですすきのに歩きました。地下で繋がっているのが助かりますね。とにかく寒いですから。


夜のストリートは歩行者天国になるようで、札幌時計台を模したICE WORLDの周りには人だかりができていました。

ただ、一つ言わせてもらうと、スポンサー広告がうるさいんですよ。いや、スポンサーがいるから僕らは無料で見られるという仕組みも十分にわかっているんですが、せっかくの美しい氷像にスポンサー広告が入っていると、その美しさも半減してしまいます。あと、プラカードみたいなのも邪魔です。非常に場にそぐいません。

「じゃあ入場料を払え」と言われてしまうかも知れませんが、もう少しスポンサー広告の入れ方を工夫して欲しいと思いました。どの氷像も美しいんですが、あまりにスポンサー広告の入れ方がショボいので、せっかくの氷像が台無しです。


北海特産フーズのお魚氷像。


こちらはお昼も見たNIKKAです。オジサンの下にたくさん企業のロゴが入っているのが拍子抜けです。せっかくお魚なのに…。


すしざんまいも氷の上に貼ってある広告みたいなのが邪魔ですよね。

ということで、ダッシュで夜の氷像を見て地下鉄に乗りました。


そして、17時45分の快速エアポートに間に合ったと思いきや、激混みだったので一本見送り、予定通り18時ちょうど発の快速エアポートに乗ったのでした。出発直後だとガラガラなんですが、出発間際になると激混みになりますのでご注意下さい。

雪まつりまとめ

日帰りで昼も夜も雪まつりを楽しんできたわけですが、分かったことは意外と小規模だということ、そしてスポンサー広告がうるさいということです。

だったら有料化してしまえばいいんですよ。スポンサーで運営するんじゃなくて、ちゃんと入場者から報酬をもらって作ればいい。テレビと同じです。民放ではいいところでCMが入ってウザいけど無料。一方でNHKはCMは入らないけど受信料が要る。どっちもどっちな気がしますけど、僕は後者の方がいいと思います。(NHKは大嫌いですが)

なんでも無料が好きな日本人ですが、これだけのレベルのものが作れて、あれだけ観光客が大挙して訪れるならば1,000円でも2,000円でも入場料を取ればいいと思います。なんて僕が言ったところで何も変わりませんけどね。

あと、いいことをTwitterで教えてもらいました。実は雪まつりは終わった翌日に壊す瞬間を楽しむのがいいということ。なるほど、その発想はなかったですね。次に行くときは最終日に夜景を楽しんだ後、壊すところを見て帰りたいです。

ということで、生まれて初めて行った雪まつり、色々と思うところがありましたので記事にしてみました。批判ばかりでスミマセン。やはり憧れてきた分、胸に引っかかるところ、すんなり受け入れられないところがありました。ま、一個人の戯言として流してもらえれば是幸いです。

おしまい。

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