政府が見解を発表
ついに政府が公式見解を発表しましたね。ここ1カ月くらいコロナ関連の話題がマスクの規制緩和でもちきりの状況で、それに乗じたマスコミが「マスクは本当に必要なのか」的な議論を一斉に始めたところを見ると、「ほら、やっぱりコロナの元凶はマスクだったでしょ」と言うのが僕の率直な感想です。昔、以下のブログに書いた通り、マスクを外せばコロナは終わるんですよ。今そのムーブメントがやってきています。政府が発表したのは部分緩和とは言え、これからどんどん緩和していく方向性であることは間違いないわけで、やがて感染状況によらずマスクは要らなくなると思います。というわけで僕がこのブログで何度も主張してきたことは正しかったと言えるわけですが、それでも「アイツには先見の明があった」とか「アイツは全部見抜いていたのか」とはならないのは、なんだかとても不思議な感じです。
相変わらず「ルールを守れないヤツ」というレッテルを貼られ続ける気がして、「マスクを熱く信仰している人達の価値観って本当にわからないなー」という思いでいます。
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場面ごとの難しさ
さて、結局示されたのは「屋外で十分に距離が取れていなくても、会話が少なければ不要」という当たり前すぎるガイドライン。「えっ、みんな、そんなこともできなかったの?」って思っちゃいますが、これでもマスク着用ルールの緩和らしいです。アホかって感じです。
日本人は周りを気にしすぎるあまり自己判断できない人民なので、この程度の緩和でも進歩と言えるかも知れませんが…。
それでも屋外マスクはあまり減っていない印象です。やはり場面を指定して緩和しても効かないということでしょうね。(本当はマスクのルール緩和など関係なく「みんながしているからする/していないならしない」それだけだと思っていますが。)
ただ、仮に人々がルールに従って行動するとしても、特定の場面限定というのは非常に難しい判断を迫られると思います。会話が少ないというのはどの程度が難しいですし、ペチャクチャ会話するなら着け続ける必要があります。誰とも話さなくても、屋内→屋外→屋内と移動する際に外したり着けたりするのは面倒ですしね。
今やろうとしている部分的なルールの緩和や、段階的な緩和では人々は動かないでしょう。今後ルールが増えて行くと条件が色々と重なって複雑になっていくからです。既にそうなっていますが、これからますます判断に困る場面に出くわすことになるでしょう。
挙句の果てには「この場面はマスクを外せるのか」という「ルール定義」の問題になるんじゃないかと心配しています。事の本質は「感染リスク」なのに、「定義」の議論に終始してくるんでしょうね。そうすると面倒だからとりあえず着けておけばいいと考える人が増え、マスクを外す人は増えないと思います。
だから部分緩和なんて無理
なんです。
「ルールはシンプルに一つだけ」とかやらないと、意味のある運用なんてできないと思いますよ。
ズバリ、
自分に風邪症状があれば着ける
これしかありません。
国はマスクが必要な場面を細かく取り決めようと頑張っているようですが、全くナンセンスですよ。上記のルールだけでいいと思います。これならシンプル、そして場面や他人との関係で判断する必要がありませんので迷いません。もちろん着けたい人は理由なく着けていいと思います。そもそもマスクの着脱は自由ですから。
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メンツと責任と移行期間
今後このまま部分的に緩和する、段階的に緩和するという方向性で行くんでしょうけど、本当にこれって無駄なステップですよね。「世論がついてこない」とか言われていますけど、結局最終的には上に書いた「自分に風邪症状があれば着ける」に落ち着く、つまり昔のマスク着用ルールに戻るに決まっているので、初めからそうしてしまえばいいんですよ。何故それができないかって、そりゃ指導的立場にある人達のメンツが大事だからです。これまでマスクが重要と言い続けてきた政治家や専門家の顔を潰さないためです。
あとは政治家や専門家が責任を取りたくないからですよね。徐々にやって慣らしていかないと、急激に感染者が増えた時にマスクを外したからだと言われてしまうからです。徐々に緩和していけば「感染者増はマスクの影響ではない」と言いやすいからだと思います。
加えて、日本人にとっては次の理由が大きいと思います。「外す練習」が必要だからです。マスクに慣れ過ぎた人達が、急に外していいといわれてもあたふたしちゃうので、徐々に緩和していかないとダメなんですよ。
いきなり「明日から一切マスクなしでいいです」って言われても外せないでしょ。だってマスクを外すのが恥ずかしいんですもんね。口元をさらけ出すだけで赤面しちゃいますもんね。マスクをしない自分に違和感ありまくりですもんね。他者からどう見られるかがやっぱり気になりますもんね。ヤフコメとかを見ると、「本当は着けたくないけど、必要に応じて着けます」とか意味不明なことを言いながら緩く反発している人がいますもんね。
こりゃマスク依存症の末期症状だわ
って思って見ていますが、欧米みたいに「今日から義務撤廃!」とは行かず、日本人にとっては、移行期間がないとマスクを外すのは不可能なんだと思います。
「なんかおかしいな」と気が付いたときに、マスクを外す生活を実践していればこんなに苦しまなくても済んだのに、2年以上もこだわって着けてるから、外すのにも同じくらいの時間が掛かっちゃうんですよ。
僕は早い時期からマスクをしない生活に慣れておいてよかったと思います。今やどこにでも行けますから楽チンです。良いお手本として街を歩いて、みんなが追い付いてくるのを待っているだけです。
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マスクをする理由を探すな
はい、ここまで読んでなんとなく嫌な気分になった方は、きっと本当は要らないと思っているのに着けているからでしょう。もしくは、内心マスクを外せる人が羨ましいと思っているからでしょう。なんてことを言われると反発心が働いて、マスクを着け続ける理由を探し始めるのではないでしょうか?思考と行動の整合が取れないからです。今みんながマスクを外せないのは、多分そういう構造です。もちろん「誰も外さないから自分も外さない」というのが最大の理由かも知れませんが、そんな状況に失望しながらもマスクを着け続ける理由を探していませんか?
外で外してもいいよと言われても外せない自分に気付くと、何故着けているのか、着ける理由を探そうとします。そうやって自分の行動を正当化していくんですよ。
緩和圧力が逆に強化圧力になっている気すらします。この圧力が高じると、政府や企業が「あらゆる感染症対策にマスクを」というような理由を作り上げて、マスク継続に躍起になる気がしてなりません。
それだけは阻止しないといけませんよね。だからどうか、マスクをする理由を探さないで下さい。
- マスクは日本のマナーとして定着した
- まだ不安な人がいるといけないから
- コロナ以外にも感染症は無数にある
- 誰かに病気をうつすことは罪なことだ
- お化粧をしなくていいから楽だ
- いちいち笑顔を作る必要がない
そんな風に正当化しないで下さい。
せっかく強まってきたマスク緩和圧力をどうか跳ね除けないで欲しいです。僕は正しくてアナタが間違っていたなんて言いません。「世論に合わせているだけでした」と言っても誰も責めません。
だからホント、みんなが勇気を出してこの緩和の流れに乗って欲しいんですよね。まずは屋外からでいいのでマスクを外して行きましょう。駅を降りたら家まで外す。公園では外す。犬の散歩中には外す。それくらいできるはずです。今は全撤廃への移行期間なんですから、今練習しないでいつ練習するんですか?
みんなが自由にマスクを着けたり外したりできる、当たり前の世の中を実現できるタイミングは今しかないと思います。この夏が過ぎてしまうと、マスクが不快ではなくなり、もう二度とマスクを外せないかも知れません。だからどうか、勇気を振り絞って屋外だけでもいいのでマスクを外して下さい。
くどいくらい何度も言ってますが、
マスクを外しましょう。
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