沖縄本島を上空から哨戒
先日、沖縄に行ってきました。今、沖縄と言えば軽石問題ですよね。色んな海岸、港に軽石が漂着して困っているという話です。朝8時ちょうど初のスカイマークで沖縄本島のパトロールに行ってきました。
本当の目的は那覇からさらに石垣に飛び、そこからさらにフェリーで小浜島に渡ることです。小浜島レポートはまた後日お送りします。だいぶ先になっちゃいそうですが(笑)。
まずは沖縄本島所空から見た軽石の被害状況から見ていき、最後に仮説を述べたいと思います。
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沖縄本島西側の被害が大きい
軽石はの発生元は沖縄のうんと東にある小笠原諸島と言われています。あの軽石ははるばる小笠原から流れ着いているんですねぇ。普通に考えると、沖縄の東側の被害が大きそうですよね。でもニュースでも報じられている通り、沖縄本島の西側の方が圧倒的に被害が大きいんです。岬の付近が美ら海水族館付近。そして岬の先が伊江島です。窓枠の右下辺りに軽石に埋め尽くされたビーチが見えます。
右下の方からブセナテラス、中央下がハレクラニ、と恩納村付近の海岸ですがこちらも酷いですね。ハレクラニは小さな入り江みたいなところに完全に軽石が入ってきてしまっています。
写真中央はハイアットリージェンシー瀬良垣アイランドですが、付近は軽石で覆い尽くされている感じです。
沖縄本島の東側、西側の両方が見られる宜野湾辺りまで来ると、東側、西側の違いが良く分かります。何度も言いますが、小笠原に面している東側はほとんど被害がなく、その反対側である西側の被害が大きいということです。
何となくビーチ付近が黄土色っぽいのは元々の砂だと思います。もし軽石ならもっとグレーでぎっしり詰まった感じが出ると思いますので…。
この辺りをよく観察してみましたが、東側には軽石は見られませんね。
しかし、東側でも酷いところを見つけました。南城市付近ですが、どうやら入江になっているような地形が問題のようですね。
そして沖縄本島の南側に漂流する軽石を見つけました。うっすら縞模様になっているので非常に見付けやすいです。
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那覇空港周辺は大丈夫そう
那覇空港が見えてきました。冬の季節は北風が卓越風となるため、南からのアプローチが基本となります。一旦沖縄本島の南端を回り込んで西向きから北向きに針路を変えます。
那覇空港に向けファイナルターン。
沖縄本島最南端辺りは特に被害はなさそうですね。
サザンビーチホテルのビーチは無傷っぽいです。
このまま空港に進むと一部軽石が漂流してるエリアがありましたが、全体的に少なめパッと見被害がありそうなところは見つけられませんでした。
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本島を回って剥離した渦が原因か
空から眺めると軽石の被害状況が非常によくわかります。東側の被害が少なく西側の被害が大きいのが一目瞭然でした。では何故西側の方が被害が大きいのか。まず、なんとなく、流れが停留する場所に溜まるということはわかります。
そして飛行機の翼を見ていて思いつきました。軽石が海流や風の流れに乗って沖縄本島を東側から西側に回り込むとき、一様流が剥離して渦ができ、その渦が取り残される、というメカニズムなんじゃないかと。
ちょうど飛行機が上を向きすぎると翼の揚力がなくなるメカニズムに同じです。迎角を大きくして行くと翼から流れが剥離して失速するという感じですかね?
下の絵を見ると、翼が上を向きすぎているために上面の流れが剥離して渦になっていますよね。
(Wikipediaより)
こんなメカニズムなんじゃないかと勝手に思っています。(ホント単なる思い付きで言ってますので、全然違うかも知れません。)
この西側で軽石被害が大きいという点、西側には高級リゾートホテルが多いので非常に残念なことですよね。でも自然の流れには逆らえません。ただ黙って海流や風にゆだねるしかないでしょう。
コロナが終息してやっと観光客が来ると思ったら今度は軽石問題。もちろん場所によりけりでしょうけど、「もう勘弁してよ」という声が聞こえてきそうでした。
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