本州=那覇の大動脈
機内にWi-Fi環境が整備されて楽しみが増えたのと感じるときは、機内でFlight Radar24(FR24)を見ているとき。これ、結構楽しめるんですよね。機内のモニターに映るのは自分の乗っている機体だけですが、FR24では周囲の飛行機の様子もわかるので、例えば着陸の前に、どちらの滑走路に降りるかがわかったり、先行機が何機あるかがわかったります。
僕がよく使う使い方は、自分の乗っている飛行機から他の飛行機が見えないか探すというもの。飛行機のすれ違いって結構興奮するじゃないですか。お互いに飛んでいる状態で飛行機を見ると、すごく横滑りしているように見えたりして面白いですよね。そんなシチュエーションに出会えないかな?という思いでFR24を見ています。
中部=那覇を飛ぶと、(東京=那覇でも大阪=那覇でも同じですが)、こんな風に南西諸島に沿って飛行機がと縦に並ぶように間隔を取って飛んでいるのが見えると思います。
南向きの飛行機と北向きの飛行機が少しだけ?距離を取って、規則正しく飛んでいる様子がよくわかります。
自分の乗っている飛行機は「自機」と書かれた機体。これから幾つかの飛行機とすれ違うことが予想されます。
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ANA787とのすれ違い
それではFR24に従って、自機から相手の飛行機がどれくらいの距離に見えるのか検証したいと思います。FR24の画面上では結構近くを通るような気がしますよね。こちらANAの787とすれ違ったときの画像。
目いっぱいズームしてこの大きさです。240mmで撮っています。なんとかエアラインと機種が判別できるかどうかのレベルですね。
ちなみに、この日は高い高度に雲が出ており、ちょうど相手機が飛んでくるあたりに縦じまのように雲があったので見つけるのは非常に難しかったです。FR24で「あの辺にいる」とわかって初めて気付けるような状態でした。
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JAL777とのすれ違い
こちらはJALの777(A350かも知れません)とすれ違ったときの画像。先ほどより遠い気がしますがこちらは200mmくらいで撮影しています。「機体が白いからJALかな?」くらいにしか思えませんね。
というように本州―沖縄の大動脈上でのすれ違いは近いように見えて非常に遠く、「あの辺を飛んでいるはずだ」という目で見ない限り見つけられません。すぐ下を通過するとかそんな甘い話ではありませんでした。
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衝突するくらいがちょうどいい
恐らく上空で飛行機のすれ違いを「大興奮」しながら見たい場合は、相当近くないと無理ですね。FR24の画面をズームアップして衝突しそうなくらい近くないと無理でしょう。よくよく考えてみると、例えば空港のランウェイエンドから進入する機体を見たところで、数km離れていたら豆粒同然じゃないですか。かなり近いと思っているような状況でもやはり飛行機から飛行機を見ると小さいわけです。
成田空港への進入中に平行進入する機体に出会ったことも何度かあります。それくらいの近さだとそれなりに見ごたえがあります。また、いつだったか20年くらい前に、上空でANAのB6だとすぐわかるくらいの高度で横切ったことがあります(自機が上、相手機が下)。ニアミスじゃないか?というくらいの距離感でした。
だから上空で飛行機を見つけて「大興奮」で見られると言うことはある意味すごいことなんですよね。とても運がいいと言えます。
それでもFR24の画面を見ながら飛行機探しをしちゃうんですよね。いつかすごい瞬間に出会いたいなぁと思いながら…。
おしまい。
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