イケてる航空総合研究所

ビジネスクラス搭乗記、弾丸旅行のノウハウ、マイルの使い方、貯め方、航空事故の真相などなど。

航空業界の2021年を占う的な記事を書こうと思ったけど結局コロナ論に→まぁいいやそのままリリース

2020年の振り返り

皆様、明けましておめでとうございます。いつも見て頂き、そして新年にも関わらず本ブログへ足を運んで頂き嬉しい限りです。今回は2021年最初の記事として、今後航空業界はどうなって行くのかを語りたいと思います。(最終的には愚痴みたいになってしまいましたがどうかご容赦。)


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今年は絶妙な雲の隙間から初日の出も見られまして、なかなか幸先いいスタートですね。

とその前に、去年はホント、コロナコロナで終わって行った1年でしたね。コロナ禍でも必死に旅行を続けてきた僕ですが、航空旅行系はほぼ死亡。ブログのPVもガタ落ちの1年でした。PVは1/3から1/4程度に落ち込んでいます。過去記事、特に国際線の搭乗記なんて検索流入がほぼゼロですからね。今まで書いてきたものは何だったんだろう?という感じです。

というわけで、搭乗記をメインに書いている身としては本当に大変な一年でした。飛行機に乗らない今、「誰が搭乗記を読むの?」的な…(笑)。

なのでコロナ反対論的な、特に、群衆心理に焦点を当てた記事を多く書いてきたわけですけど、これが非常にウケが悪い(全くPVが上がらない)。みんな優等生モードになってしまっているのか、愚民の僕がどうのこうの言っても世界は全く変えられないことがよくわかりました(涙)。

でも、読んでくれる方々の考え方を少しでも「自粛モード」から「解禁モード」に持って行けていたらいいな、、、なんて淡い希望も持っています。

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シェアゼロからの出直し

それで、本論の今後の航空業界についてなんですが、

そんなの誰にもわかりませんよ

ってのが本音です。ただ、一つだけ言えることは、

各社シェアを取り直し

ってことですね。国際線を飛ばしているエアラインは特にです。


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ZIP AIRなんかその典型なんじゃないかと思います。国際線は8割がストップしている状況でシェア争いは早い者勝ち。このコロナ禍でも路線開設をするようなエアラインは新興系が多く、「こんな時期に就航?はぁ?」という風に話題をさらって知名度を上げ、コロナ後の需要を確実に取って行こうという作戦なんです。

先日、台湾から日本に初就航したスターラックス航空もその好例。

flyfromrjgg.hatenablog.com

同社はまだ就航から1年が経っていない台湾第三のエアラインなんですが、チャイナエア(中華航空)もエバーエアも路線を縮小せざるを得ない状況の中、あえてこの時期に日本に就航し、コロナ後のシェア争いを優位にしようという作戦です。

まぁ日本とその周辺の現状しか見ていませんが、シェアがリセットされている状態の路線では、苦しくともシェアを取りに行ったエアラインがコロナ後に勝つ可能性が高いです。

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LCC中心の業界となるか

そしてLCCはコスト的にも需要的にも強いと思われます。無駄遣いしまくりのフルサービスキャリアと違って、細かいコスト管理をしている会社が低需要期には強いのは当然ですよね。

さらにテレワーク、出張費の抑制を強いられている企業ではビジネス需要が激減していますので、やはり需要が戻ってくるのは観光やVFRなんですよ。(VFR:Visit Friends and Relatives/いわゆる帰省など)

観光やVFRはリモートが絶対に無理ですから。

僕もビジネスで経験してますけど、特に海外とのやり取りはほぼテレコンで成立してしまっています。もちろん誰と話すにもフェイスToフェイスがいいに決まってますよ。でも今は海外に簡単には行けないので、どうしてもリモート会議になるわけです。これまで年に3~4回会っていた人達と一切会わなくてもビジネスが成立することが証明されてしまったんです。

じゃあ今年以降どうなるか。仮に国際線が復活しても「会うのは年1回でいいんじゃないか?」的な空気になるに決まっています。

現場での活動を伴わないビジネス需要はすぐには戻らないでしょう。コロナ禍で利益が減っている企業では、真っ先に削られるのが出張費。もちろん10年単位で考えれば、企業業績が回復するにつれて出張費の抑制が解けてくると思われますが、現状リモート会議で成立するのであれば、出張費抑制の流れは続くでしょうね。

と言うことで回復が早いのは、GoToトラベルでもよくわかったように観光やVFR需要なのです。僕みたいな飛行機に乗る趣味の人はエアラインやクラスにこだわりますが、一般の旅行者はなるべく移動費用を抑えようとしますので、どうしてもLCCに走りがちになります。


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先日、名古屋(中部)にピーチが就航しましたが、コロナ後の観光需要回復に向けたシェア拡大を狙いガンガンに攻めていますよね。まぁ裏には国際線縮小による機材余りという事情があるんですが…。

ラウンジや優先搭乗ゲートなど、上級顧客向けのサービスが充実していない地方空港から攻め込んで行けば、いとも簡単にシェアを取れると思います。予約変更できない、サービスもあまり変わらないとなれば安い方(LCC)を選ぶに決まっているからです。

既に僕は、敢えてANAに乗らなくてもピーチで十分なんじゃないか?なんて思い始めています…。

今後はピーチやスカイマークなどの運賃の安いエアラインが市場シェアを取って来るでしょうね。ANAやJALは本当にピンチだと思います。

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コロナを克服する方法は一つ

一向に抜け出せる気配を感じないコロナ禍ですが、最も早くコロナを終わらせる方法は、ワクチンでも治療薬でもなく、コロナが指定感染症から外されることじゃないかと思っています。ウィズコロナと言いながら共存できないのは、コロナが指定感染症に指定されているからではないでしょうか?

名目上「大変な感染症」ということになっているのでニュースでも連日感染者を報道しますし、コロナは一部の病院でしか受けてもらえないので医療崩壊もする。政府も自治体も異常なほどの対策をせざるを得ません。僕らの頭の中からコロナ死の恐怖が抜けないんです。

また、死への恐怖はなくとも、罹った場合の世間体や日々の行動に対する人の目を気にするのは、これだけ大々的に報道されるからなんですよね。

是非ともこのグラフを見て欲しいんですが、実際は肺炎の患者は激減しているはずなのに、僕らは増えて増えて仕方がないような印象を持ってしまっています。


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(2020年12月28日の日経記事からの抜粋)

このグラフは昨年と比べた今年1~7月の死因の増減なんですが、これを見れば一目瞭然ですよね。肺炎の死者数は1月~7月の7か月ですら8,000人も減っていいます。なのに医療が逼迫、死者が急増なんて印象操作が甚だしいです。

以下、原典記事です。

www.nikkei.com

「命を守るため」に移動自粛や時短営業などをやっているわけですが、命を守り過ぎて昨年と比べて死者が1万4千人以上も減っている(1~10月のみで)。これ以上生活を困窮させ、特定業種の人達を苦しめてまで、全体の死者を減らしたいということなんでしょうか?これまで命を守ってもらえず肺炎で死んでしまった人が浮かばれません。

ウィズコロナを目指すなら、季節性インフルエンザと同じ扱いにしてもらわないとダメです。4月、5月にあれだけ減らしても第二波、第三波が来るのは人々の行動が悪いわけじゃないんですよ。風邪やインフルと同じでそういうものなんです。

感染防止対策、特にマスクをしているのにこれだけ増えるのはおかしいと言う人もいますが、食事中は取りますし、家では99%マスクなんてしていないでしょ。しかもコロナ件数は例年のインフル件数よりうんと少ないです。コロナゼロを目指したら一生こんなことをやっていないといけません

是非とも指定感染症への指定をやめてもらいたいと思います。(指定感染症2類相当でも、柔軟に運用できるという話もありますが、誰もが安全側に傾くので実際には無理でしょう。)

また、皆が優等生として振る舞う日本社会の欠点もありますよね。本当は恐怖を感じていないのに、人目を気にしすぎる余り、自粛を美しいと思ってしまう心理状態です。特に頭のいい人、社会的スタータスの高い人は人々の手本になろうとする意識が高いですし、下手なことを言ってイメージを悪くして仕事を失ってしまってもいけないので慎重派になります。

話すと説得力のある人たちが大衆迎合する現状では、簡単にコロナを克服するのは無理でしょうね。

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いつもナナメ向きな理由

コロナ、コロナで世の中コロナまみれ(ウィルスがたくさんいるという意味ではなく、コロナ禍を素直に受け入れてしまい、何の疑問も呈さずに生きる人がたくさんいるという意味)になってしまっていますが、僕はこれまで通り、飛行機に乗って趣味を続けて行きたいと思っています。(PV激減で、ブログ継続のモチベーションが下がっているのは否めませんが…。)

僕はいつもいつもコロナにナナメ向きで、危機感ゼロに映ると思うんですけど、実はと言うか、とても下手なやり方かも知れないですが、僕なりの航空・旅行業界の人達への応援の形なんですよね。

飛行機に乗って欲しくてたまらない航空業界の人達、旅行に来て欲しくて仕方がない旅行業界の人達はたくさんいます。中には困窮してしまっている人達もいるんじゃないかと思います。でも、こんなご時世、「飛行機に乗って下さい」とか「旅行に来て下さい」なんて言えないじゃないですか。

ちゃんと対策を取って、うつらない/うつさないを徹底して旅行すればいいんですよ。飛行機で遠くに移動することは悪いこと、今は旅行に行ってはいけない、なんてことはないんです。絶対に。僕はそんな簡単な事実に多くの人に気付いて欲しくて、いつもナナメ向きに考えています。コロナに対する過剰反応で、航空・旅行業界の人を苦しめないで欲しい。それがたった一つの願いです。

ホント下手なやり方かもしれないんですが、僕ができるせめてもの応援がこの形です(コロナ禍の矛盾に気付いて行動を改めよという大きな意味も含みます)。いつもいつも不謹慎でゴメンナサイ。それでも読んで下さる方に感謝しています。2021年はこれ以上苦しい年になりませんように…。

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